【ONE PIECE】｢正義｣を背負いし者3【海軍】 (ページ30)

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127話ページ30

シーザークラウンはでんでん虫の受話器を取ると直ぐに話し始める

ｼｰｻﾞｰ「あー、各地非合法なるブローカー諸君。急な実験ですまないが…これを目にする君らは運がいい

これより見せる毒ガス兵器は4年前のそれにさらに新たな効果を加え、とても政府のカス共では作り出せねェ代物になっている！！

今日、我が島に招かれざる珍客達が迷い込んできた為、この機会に実験を執り行うしだいだ。

国盗り、戦争、支配…用途は様々…気に入って貰えたら、取引をしようじゃないか！！」

大きくそう叫び、高笑いのような笑い声を上げ、楽しそうに奴はそう言い放った

…根性が腐りすぎているな

シーザークラウンは受話器を置くと、ヴェルゴ達に向き直った

ｼｰｻﾞｰ「直だ…モネ！映像を出せ！」

モネ「はい」

ｼｰｻﾞｰ「しかし、テメェんとこの部下くらいしっかり止めて欲しいもんだヴェルゴ。スモーカーがここへ来たときゃ冷や汗をかいた」

ｳﾞｪﾙｺﾞ「ああ…野犬なんだ。手に負えない」

シーザークラウンはヴェルゴと少しの雑談を挟んだ

ｼｰｻﾞｰ「だがそれも今日までの話…お前もいいザマだ、ロー。シュロロロ…ヴェルゴには手も足も出なかったんじゃねぇか？お前との契約が役に立ったようだ…」

…契約？トラファルガー･ローが文字通り手も足も出ないような契約をするなんて…

ｼｰｻﾞｰ「やはり、人は信用するものじゃない。自業自得というやつだ。身をもって分かったはずだが…お前の心臓はヴェルゴが持ってる」

指を指した先にはヴェルゴの手の上に乗る心臓が脈を打っていた

…なるほど、あの能力で心臓を差し出したってわけか

ヴェルゴは手の上に乗っている心臓をぎゅっと握った

ロー「うわァっ！！」

ルフィ「えっ？！」

ｼｰｻﾞｰ「流石のお前でも気づき様がなかったろうが…モネが気を利かし、姿を変えてお前を尾行していた…話は筒抜けだ！！俺は残念だぞロー…せっかくいい友人になれたと思っていたのに…！」

つまらない演技の元、種明かしをするシーザークラウン

…仕掛けようとして逆に嵌められたわけだ

ロー「優秀な秘書に救われたな…もっとモネを警戒しておくべきだった。マスターがあんまりマヌケなんでナメきってたよ」

ｼｰｻﾞｰ「…っ！！」

シーザークラウンはトラファルガー･ローの挑発にすぐに乗せられ、彼の心臓を殴った

ロー「ウァア！！」

ｼｰｻﾞｰ「口を慎め小僧が！！」