【ONE PIECE】｢正義｣を背負いし者3【海軍】 (ページ24)

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121話ページ24

一定範囲内の空気を操ることは出来るが、その範囲はさして広くない

その範囲にさえ入らなければいい

しかし、範囲に入らずあの男を殺すのは容易くない

撃ち続ける銃をなんとかギリギリで避けているシーザークラウン

次の弾を撃とうとしたところで、トリガーが引けなくなる。弾切れだ

私はすぐに銃を捨てた

ｼｰｻﾞｰ「シュロロロロ…俺様の意図がわかった所で、攻撃できないんじゃ仕方ねぇな！！シュロロロロ！！」

高く笑う奴が腹立たしい。私はG-5の男の近くまで行く

ｼｰｻﾞｰ「なんだ？降参か？」

A「お前、刀を貸せ」

「は、はい！」

男の持っていた刀を鞘から抜き取った

そして、地面から雪を掴み取る

A「武装硬化」

ｼｰｻﾞｰ「な、なにぃ？！」

刀を武装色の覇気で纏い、私は空中へ飛んだ

やつが空中で戦うというのなら私も飛ぶ

私は範囲の限界ギリギリまで近づき、覇気を纏った剣を投げた

ｼｰｻﾞｰ「うおっ！！」

寸前で避けるシーザークラウンの顔面を目掛けて

今度は武装色の覇気を纏った雪をなげつけた

ｼｰｻﾞｰ「なっ！！」

「ﾄﾞｫｫｫｫｵｵｵｵｵｵｵﾝ！！」

油断していたシーザークラウンは見事、雪玉にあたり、地面にたたきつけられた

私はそれを即座に追い、地面に足をつける

風の勢いでフードが取れたのも気にしないで、素早くシーザークラウンに近づいた

私も酸欠になる前に殺す

いつも腰に刺してある刀を取り、覇気を纏う

シーザークラウンの目の前まで一気に飛び、その刀を奴に振り下ろした

ｼｰｻﾞｰ「ま、まて！！お前知ってるぞ！！

メトゥスの夜の子供たちに出ていただろ？！」

その言葉に、私の刀は一瞬止まってしまった

「ﾊﾞﾝｯ！！」

甲高い発砲音

その音を発したのは私じゃない

音の発生源はシーザークラウンだった

その手には銃が握られ、私の腹部には血が滲んでいた

A「…あ……」

撃たれた

でも、撃たれたからなんだと言うんだ

私は構わず、刀を振り下ろそうとした

ｼｰｻﾞｰ「はぁ？！」

「ドサッ」

しかし、それは叶わず

腹部の痛みなどではなく、息が出来ずにそのまま倒れてしまった

一瞬、刀が止まったせいだ…言葉に惑わされて…

次第に呼吸がままならなくなる

頭が白くなり、何も考えられなくなる

殺さなければ…いけないのに＿＿＿＿＿＿