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100話 ページ3

どんな音か、と問われれば忙しなく走り続ける複数の足音といえばいいか…


ドタバタという音と共に誰かの話し声のようなものも聞こえてくる


そして、それは次第に近づいてきていた



「きゃああああ!」

「こわかったよー!凍った人達!!」

「でも見てほら!扉よ!ここから出られる!」



子供の泣き声に似たものが耳に届いた


どうやら彼らのいる空間から脱出したいらしいが状況が全く読めないどころか、思考が停止している


トラファルガー・ローといえば、頭の上に完全に「?」を乗せまくり、その首を重くしてしまっているほどだ


すぐ近くまでやってきた音の正体は自らをさらけ出す様に扉を開けた



「はちゃー!外だー!」

「そと…さむーーーい!」


たしぎ「麦わらの一味…?!」



なに…?麦わらの一味?


お目にかかるのは初めてだ。私は彼女の声に彼らを2度見した


茶色い毛玉のような動物にオレンジ髪の女…女の方は恐らく「ナミ」だろうか


その後ろに続いて通常の子供に比べたら何倍も大きい子供たちが出てきた



「やったぞー」

「建物を出たぞ!おうちに帰れる!」

「「スーパー!」」



子供たちと機会人間は謎の歌を歌い散らかして初めて見るポーズを取った


…こういうのがブームだったのか?初めて見たが…



「あー!あんた見覚えある!!」

「シャボンディにいたやつだ!」

「まさか子供たち閉じ込めてたのあんた?!この外道!この子達返さないわよ!!」



なんの事だかさっぱり分からない私たちはひたすら首を傾げるだけであった


次々トークが止まらない麦わらの一味


金髪の男が更に口を出してきた




「どこの極悪人かと思えば!てめぇはスモーカー!そしていつものかわいこさーん!」



目をハートに描き、女性のように両手を重ねてメロメロになる金髪は黒足のサンジであろうか…2年間見ないうちに人はすぐに容姿を変えてしまうしせいで誰が誰だか分からない



「まずいぞ!まさかの海軍だ!ここは無理だ!出口を変えよう!」

「皆んな中へ!」



彼らの声に続いて先程来た道を戻り始める子供たち


数秒経てばその場にいたはずの団体客は消えてしまっていた


言うならば嵐、考える日まもなく去っていくスピードはスモーカーか手こずるだけの海賊と言うべきところなのか…?

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作者名:ToaRin | 作成日時:2019年11月4日 1時

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