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117話 ページ20

たしぎ「スモーカーさん!!危険です!!屋根のある場所へ!!」


スモーカー「あぁ…」


たしぎ「Aさんも!!」



たしぎ大佐に名前を呼ばれ、私はスモーカーの腕を引いた


しかし、スモーカーは燃え盛る艦に釘付けになっていた



スモーカー「…!!」



彼の服の袖を何度も引っ張るが、何かを見つけたのか、大きな目を見開いた後に眉間に皺を寄せて、目を細めた


私は彼の視線に誘導されるように艦をみた



艦の上に、誰かいる



「シュロロロロ…いい子だ。3年も閉じ込めて悪かったな!!」



あの男だ


あの男


あれが…シーザー・クラウン


ガスガスの実をたべた男



スモーカー「やっぱりか…!!お前がシーザー・クラウンで間違いねェな!」



スモーカーはそう叫ぶと、隣にいた私の前へ出た



ルフィ「お前かーーっ!!マスターってのは!」



麦わらのルフィも共に前へ出ていた



シーザー「シュロロロ…いかにもそうだ!海賊麦わらの一味と海軍G-5!!


…もう少し待ってくれ…アイツは水が苦手だからよ。あの湖を超えるために少しずつ少しずつ自分の欠片を飛ばしてきてんのさ!


炎の地から氷の地へ…!スライムの欠片全てこっちへ届いた時、お前ら全員味わうんだよ!4年前の…」


ルフィ「捕まえたーーーっ!!」


シーザー「ええええええ?!」



先程まで雪の上にいたはずの麦わらのルフィはシーザークラウンの腰に巻きついていた


いつの間に…?


話も終わらぬ間に麦わらのルフィは戦闘へと移っていた



シーザー「放せコノヤローー!!!」


ルフィ「ゴムゴムのォ…鐘!!!」



額に纏った武装色の覇気でシーザークラウンに先手を打とうとするが、惜しくも避けられてしまう



シーザー「ガスローブ!!」



シーザークラウンがそう叫ぶと、彼の中から排出されたガスが麦わらのルフィの頭にまとわりついた



シーザー「シュロロロ…さァ吸い込め!!実験を繰り返したおれのガスの殺傷能力は…」



シーザークラウンが技の説明をしている間に麦わらのルフィは鼻からものすごい勢いでガスを吸い込んでいく


シーザー「えええええ?!」


「あいつ馬鹿か!!マスターの毒ガスを全部吸い込んだ!!」


「即死だ!!」


ルフィ「フン!!」



麦わらのルフィはガスを吸い込んだはずなのに、平然とした顔でそこにいた



「えええええええ?!」


シーザー「は?」


ルフィ「ゲほ…俺あんま毒類効かなくなったのかな!マゼランのお陰だなぁ!!


ジェットメイス!!」

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作者名:ToaRin | 作成日時:2019年11月4日 1時

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