【ONE PIECE】｢正義｣を背負いし者3【海軍】 (ページ2)

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99話ページ2

「俺の別荘に何の用だ？白猟屋」

低い声を並べ、扉に体を預けていた男

白地に黒の斑点模様の入った特徴的な帽子の下から除く顔には確実に見覚えがあった

私はその顔を認識した刹那、フードをより深く被った

「そんな馬鹿な！おまえは…」

たしぎ「元懸賞金、4億5000万ベリーのルーキー。そして今は、鷹の目のミフォーク、海賊女帝ボア・ハンコック、ドン・キホーテドフラミンゴらと肩を並べ、世界政府公認の海賊、王下七武海」

ｽﾓｰｶｰ「トラファルガー･ロー」

自分の名前が出ると満足気に口角を上げるトラファルガー･ロー

やはり、もう来ていたのか

Gｰ5の人間であろうと、トラファルガー･ローの存在はかなり危険視されているらしい。スモーカーの部下たちが彼の存在を拒否していた

ｽﾓｰｶｰ「なぜお前がここにいる。ここは海賊も政府関係者も立ち入り禁止の島だ。ロー」

ロー「じゃあ、お前らもだな」

不敵な笑みを浮かべているトラファルガー･ローであったが、スモーカーは一切怯むことは無かった

スモーカーは「たしぎ」と、呼ぶと彼女は短く返事をしてでんでん虫を取り出し、録音を再生し始めた

途中から私も聞いていたあの音声だろう

一通り流し終え、でんでん虫の中で2度目の死を果たした声の主

たしぎ「島の名前…寒いという気候…声の主はこの島の信号を送ったことで間違いないのでは？」

たしぎの冷静な返しにトラファルガー･ローは見事に沈黙を決め込んでいた

ｽﾓｰｶｰ「麦わらのルフィは知ってるな？2年前のシャボンディで起きた天竜人のロズワード家の1件でお前とキッドと麦わらは共闘している」

スモーカーの発言に驚いたのはトラファルガーではなく、Gｰ5の部下たち

その話は上部で通っていた話だ。知らなくても当然かもしれない

私は公の場に出れないため、その場には居合わせなかったが知っている

スモーカーがトラファルガーに証拠を突きつけるが、いつもと変わらぬ様子の男に一同はざわめいていた

ｽﾓｰｶｰ「つまらん問答はさせるな。研究所の中を見せろ」

スモーカーの覇気のある声にトラファルガーは全く動じなかった

ロー「今は俺の別荘だ。断る。

お前らが捨てた島に海賊の俺がいて何が悪いわ、ここにいるのは俺一人だ。麦わらがもしここへ来たら首は狩っといてやる…話が済んだら帰れ」

彼がそういった刹那、その背中の後ろの空間から何かが聞こえてきた