4話 ページ6
「Aちゃん」
目を開けた先にいたのは、小さい女の子だった
茶髪のショートカットに長いまつ毛、丸い目に赤いリボン
優しいて付きであの子は私の手握った
嗚呼、逢いに来てくれたんだね
「prprprprprpr」
無機質な電子音に目を開けた
窓から差し込む光に体を起こし、目覚ましを止める
まだ今日が始まって6時間しか経っていないのに太陽は空へ上がっていた
勤務日の太陽はいい目覚ましだが、休日の太陽はキツすぎる
それなりにいいベットから離れ、朝の支度を始める
住み込みで勤務先はは全て戦場、休暇は年に数回
A「なんてブラック企業だ…」
いつもの様に服を着て、コートを羽織り、赤いリボンで髪を結ぶ
鏡で身だしなみをチェックして部屋を出た
…休暇の使い方も忘れたし、たまには稽古するかな
思い立ったが吉日、稽古場に向かおうと歩きだした
「あれ？！A中将！」
名前を呼ばれる
このパターン多いなァなんて思いながら振り返ると、そこに居たのはピンク髪の青年
A「…コビー大佐」
コビー「おはようございます！帰還されていらしたんですね！」
元気のいいコビー大佐。ガープ中将の直属の部下らしい
彼の方が階級は下だが、一つ年上だった気がする
A「数日前帰ってきて…今日は休暇を頂きました」
彼のことはガープ中将からよく聞いていた。なんでも、あのガープ中将に稽古をつけて頂いたとか…ボコボコにしてやったと彼は笑っていたけれど…
私の小さい頃を思い出す
私もガープ中将に手合わせをしてもらい、センゴクさんに見守ってもらっていた
コビー「A中将はやっぱり凄いですね！」
A「え？」
コビー「実力も確かですし…僕より年下なのに危険な仕事も完璧にこなすなんて…本当に尊敬します！」
A「…いや、私はそんな…尊敬されるような人じゃないよ。もっと凄い人なんて沢山いるでしょ？」
それこそ、センゴクさんとか、ガープ中将とか…
コビー「確かに尊敬してる人は沢山います。もちろんガープ中将もそうですし、スモーカー中将だって…」
楽しそうに話すコビー大佐
…海兵やってて楽しいのね
A「誰を1番尊敬してるの？」
純粋な疑問だった。いや、素直にいえば暇つぶしのつもりだった
退屈な休暇をすり減らすための質問
すぐに回答が返ってくるものだろうと私は思い込んでいたが、帰ってくるまでに少し時間がかかった
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - †NANA†さん» 訂正ありがとうございます。後ほど修正させていただきます (2019年10月29日 22時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 「ルフィ」であって「ルフィー」ではありません。 (2019年10月29日 22時) (レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - ばりおさん» 応援のお言葉ありがとうございます！まだまだ続きますのでよろしくお願いします！すっごく嬉しいです。お付き合い願います！ (2019年9月14日 19時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - これからどうなるか気になります！更新頑張ってください(*´∀`)♪応援してます♪ (2019年9月14日 19時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2019年8月23日 20時
