14話 ページ16
A「守ろうとするだけじゃ強くなれません。仕返しをしなきゃダメです」
たしぎ「…そんな」
A「私は海軍の掲げる正義が割と気に入ってるんです
悪を滅ぼして正義が勝つ…海賊からみたら私たちが悪者だし、海軍だって悪いことは沢山してるのに…おかしいですよね、笑っちゃいます」
柄にもなく口元を緩めた
作っていない笑顔は久々だ
たしぎさんは後悔の色で顔を染めた
A「幻滅しました？もっと純粋無垢な人だと思ってました？私を拾ってくれガープ中将を安心させるためにきつい仕事をやってるとか？それはそれで面白いですね
私は海軍中将です。経験は浅いけど、これでも色々見てきたんですよ」
私はその場から立ち去った
呆然と立ち尽くす彼女を取り残して、仄暗い廊下を進んで行った
17歳海軍女中将、ワケありに決まってるじゃない
べつにたしぎさんを責めるつもりなんかない。なんとも思わない
ガープ中将にもセンゴクさんにも散々言われた。「恨みをもって戦うな」と
でも、そんなの無理だ。憎しみを捨てたら、私には何も残らない
何も
「おい」
A「…なによ」
後ろから追いかけてきたのは、スモーカーだった
ｽﾓｰｶｰ「らしくないな」
A「何が」
ｽﾓｰｶｰ「いつもならいい顔してるところだが、ハートの海賊団の出張の件でたしぎが思い詰めると思ったから気を使ったんだろ？」
A「嘘なんかついてない」
ｽﾓｰｶｰ「ああ、そうだな」
A「どっかいってくれない？」
ｽﾓｰｶｰ「滅多に感情を表に出さないお前がなんで俺にだけはこんなに怒るのか分からねぇな」
A「…あっそ」
着いてきて欲しくなくて私は走った
置いていくつもりだったけど、スモーカーは能力を使って私を追ってきた
モクモクの実…その体を煙として戦う力
使いこせれば相当強くなれるし、かなり有用性も高い
スモーカーを体を睨みつける
嗚呼、本当に腹が立つ
私は隣を並走するスモーカーの胸ぐらを掴んだ
ｽﾓｰｶｰ「っつ？！」
A「邪魔よ」
私は掴んだスモーカーを投げ飛ばす
「ﾊﾞｧﾝｯ!!」
廊下の壁に彼は激突したが、放置してその場を後にした
ｽﾓｰｶｰ「…容赦ねぇな」
壁に叩きつけられたスモーカーは立ち上がり、服に着いたゴミを払った
ｽﾓｰｶｰ「…悪魔の実嫌いはいつになっても治らねぇか」
彼もまた、そうとだけ呟いて去っていった
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - †NANA†さん» 訂正ありがとうございます。後ほど修正させていただきます (2019年10月29日 22時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 「ルフィ」であって「ルフィー」ではありません。 (2019年10月29日 22時) (レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - ばりおさん» 応援のお言葉ありがとうございます！まだまだ続きますのでよろしくお願いします！すっごく嬉しいです。お付き合い願います！ (2019年9月14日 19時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - これからどうなるか気になります！更新頑張ってください(*´∀`)♪応援してます♪ (2019年9月14日 19時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2019年8月23日 20時
