11話 ページ13
つる「まぁ…偉そうに言ったが提案という程のものじゃない
今回の出張は、情報収集だけ。それでいいじゃないか」
彼女は呆れたようにそう言った
ｽﾓｰｶｰ「…だが、それだと顔がバレる」
つる「Aが公の戦場に赴くことは中々ないだろ。別に1度くらい構わないさ、あとで危険が出るようなら全員で潰しに行けばいい。それだけの事じゃないか」
A「……」
庇って…くれたのか
張った緊張感は少しずつ解かれていく
ピリピリと指の先を刺激する空気に私はその場から動かなかった
つる「よろしいですね？大将」
黄猿「……仕方ない、認めるしかないでしょう」
黄猿は不満げに足を組みなおし、椅子に深く腰をかけた
…あの黄猿が折れた？
私はおつるさんの方を見る
おつるさんはいつも通りだ。私の方を一瞥すらしない
彼女は無言で椅子に座った
黄猿「では、今回の出張は情報収集のみ。中将の黙秘範囲は少将クラスまで…どういうことで」
黄猿はそうとだけ言うと椅子から立ち上がり、部屋から出ていった
その他の人も無言で席をたち、この部屋から出ていく
ヒナ「無理しすぎちゃダメよ。これでも皆、あなたのことを大切に思ってるんだから」
ヒナさんは私の肩に手を乗せると、そうとだけ私の前を通り抜けていく
スモーカーもだるそうに立ち上がっては、何も言わずに部屋から出ていく
ガープ中将はいつもの調子が取り戻せぬまま私の前に煎餅を置いてこの場から立ち去る
最後にドアの前にいたのはおつるさんだ
A「あの！」
おつるさんは私に背を向けたまま、その場で立ち止まった
A「ありがとうございます」
つる「…命は大切にしな」
おつるさんは私の方へ顔を向けず、一言だけ言って部屋から消えた
…守られてしまった
1人残された会議室で私は立ちつくした
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - †NANA†さん» 訂正ありがとうございます。後ほど修正させていただきます (2019年10月29日 22時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 「ルフィ」であって「ルフィー」ではありません。 (2019年10月29日 22時) (レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - ばりおさん» 応援のお言葉ありがとうございます！まだまだ続きますのでよろしくお願いします！すっごく嬉しいです。お付き合い願います！ (2019年9月14日 19時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - これからどうなるか気になります！更新頑張ってください(*´∀`)♪応援してます♪ (2019年9月14日 19時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2019年8月23日 20時
