22話 ページ24
A「…ふぅ」
厨房へ案内される途中、船の案内や部屋の紹介、それぞれの特技やらなんやら…いらない情報もまとめて頭にインプットしていった
船の構造も半分くらいは理解出来ただろう。床は木ではない為、軋み音などで足音がバレる心配はなさそうだ。靴下でいけば足音はたたない
情報を抜き取るにはとてもいい
人にバレないように行動するための道も把握できたから、今日の夜からでも行動は出来そうだ
…そして、厨房を借りられるという最大にして最高の役目をもらった
料理というのは、美味しく作れれば皆何も気にせず食べてくれる。毒だろうがなんだろうが、それはもう綺麗に平らげてくれる人が多い
そして、人に秘密を吐かせるのに一番いいのは…いつの時代だってこれだ
私は棚の中から瓶を取り出し、ほくそ笑んだ
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「どうぞ召し上がってください！」
机の上に並べられた料理の数々
この場の空気を吸えば「美味しそう」という一言に尽きる
大皿に乗せられた食事に船員は目を輝かせていた
「ほ、本当に食べていいの？！」
「食べてもらうために作ってるんですから沢山食べてください！」
私が女性船員に笑顔で答えると、全員が手を動かし始めた
「めっちゃうめぇ！」
「美味しい！！」
「こんなうまいの初めてだ！」
「そう言って貰えて嬉しいです！」
「ｶﾞﾁｬｯ」
私が笑顔で顔を塗りつぶしていると、後ろの扉からトラファルガー･ローが戻ってきた
シャチ「キャプテン！これ見てください！サエウムが作ったんですよ！」
ロー「へぇ…」
「ローさんも沢山食べてください！自信はあるんです」
トラファルガー･ローは無言のまま椅子に座り、食事と対面した
彼は置いてある食器1式のうちから、フォークをとり1番近い料理に手をつけた
その場にいた全員が食事の手を止め、トラファルガー･ローに注目する
果たしてこの男は美味しいというのか？
この場にいる全員が似たことを考えている
彼は肉にフォークを刺し、数秒間じっと見つめてから口に運んだ
何度か咀嚼すると、ごくりと喉を鳴らした
「…どうですか？」
ロー「……まぁまぁ美味いな」
「ほ、本当ですか！ありがとうございます！」
私がそう叫ぶと「キャプテン、素直じゃないな」と船員が言った
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - †NANA†さん» 訂正ありがとうございます。後ほど修正させていただきます (2019年10月29日 22時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 「ルフィ」であって「ルフィー」ではありません。 (2019年10月29日 22時) (レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - ばりおさん» 応援のお言葉ありがとうございます！まだまだ続きますのでよろしくお願いします！すっごく嬉しいです。お付き合い願います！ (2019年9月14日 19時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - これからどうなるか気になります！更新頑張ってください(*´∀`)♪応援してます♪ (2019年9月14日 19時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2019年8月23日 20時
