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162話 ページ23

_____________丸井side


丸井「あのさ、えっと…」


A「…話したくないなら無理に話さなくていいですよ」


丸井「あ、そういうわけじゃねぇんだ…ただ、ちょっと…」



これの口はもごもごと動く


いざとなると、なんと聞けばいいのか分からない


…なんいえばいいんだよ!天才の俺ならすぐ浮かぶと思ってたのに…!


俺が悩んでいるうちに四月一日はため息をついて、こう言い出す



A「仕事があるので失礼しますね」


丸井「待って!!」



咄嗟に俺は四月一日の腕をつかんだ


突然立ち上がったせいでタオルは地面に落ち、数秒間の静寂に襲われる


…しかし、咄嗟に服をつかみ、一時的に引き止めたはいいものの、なんで止めたのかわからない


何故俺は、こんなにこいつを引き止めたがるんだ?



A「…なんで丸井先輩がビックリしてるんです?」


丸井「え、っと…なんでだろうな?」


A「離して貰えませんか?」


丸井「ご、ごめん…」



パッと手を離す。俺の指の隙間から奴の腕はすり抜けていった


…細い腕だった



「まっるいくーーーーん!!!」


A「うわっ!」


丸井「な?!」



目の前で四月一日が尻餅を着いた。慌てて覗くと、ジローが飛んできたのが直ぐにわかった


A「いてて…」


丸井「何やってんだよジロー!!」


芥川「うっわ!!!まじまじごめん!!大丈夫?」


A「だ、大丈夫です…」



早くどいてやれといえば、ジローはその場から退いた



A「気にしないでください…それより、丸井先輩になにか御用があったんじゃないですか?」


芥川「あ!忘れるところだったC!


丸井くん、テニスしよ!!」


丸井「お、いいぜ!」



息が合うと、コートを目指して走る


…話すことが決まったら話そう


そう思いながら、四月一日に背を向けて走った

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作品ジャンル:アニメ
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - 牙龍Mueさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです!只今新作の方で一気に更新してるので次の更新までもう少しお待ちください! (2019年8月10日 15時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
牙龍Mue(プロフ) - 読んでハマって1からここまで読みました!次の更新楽しみにしています! (2019年8月10日 14時) (レス) id: 805b4b6942 (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - 四葉月さん» 応援のお言葉、ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!!こんな長い話を読んでいただけるなんて本当に感激です…まだ続きますのでお付き合い下さい!! (2019年7月27日 10時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
四葉月 - 更新楽しみにしています!1から読み進めあっという間に今に至ります!頑張ってくださいね! (2019年7月27日 2時) (レス) id: 3bb8824d05 (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - チビなスズさん» ご指摘ありがとうございます!深夜に書いているので誤字が多く申し訳ございません。後で修正しておきます。応援のお言葉、とても嬉しいです!ありがとうございます!!まだ続きますのでお付き合い下さい (2019年7月24日 21時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ToaRin | 作成日時:2019年5月30日 18時

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