検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:75,739 hit

154話 ページ15

A「って、じゃなくて!白石先輩が探してましたよ!」


千歳「あー…」



彼は惚けたように口を開けると、何かを数秒間考えてから口を動かす



千歳「もう少し寝る…」


A「ちょっと!怒られるの私なんですよ?!」



起きてくださいと耳元で叫ぶと、再び抱きしめられた



千歳「せからしか…」


A「…?」



な、なんて言ったんだ?


というか、この人のペースにはついていけん…


男に抱きしめられても不快感しか感じない。とりあえず鳥肌ヤバすぎるから離して欲しい


抜け出そうとしても謎に強すぎる腕力により、抵抗虚しく抜け出すことはできなかった


彼の腕の中でもがいていると、千歳さんはついに最初の時のように寝息を立て始めた



A「……絶対許さない」



太い腕を続いてから、潰すように力を込めて摘む



千歳「いでででで!!」


A「早く起きる!!」


千歳「えー…」


A「返事!」


千歳「わかったばい…」



…私はお母さんじゃないんだぞ



A「行きますよ!」


千歳「…んー?」



唸り声のような声を喉から発する千歳さん



A「ほら、早く…」


千歳「3人家族ばい?」


A「…え?」



3人家族?…私のことか?


訳が分からず返す言葉を思わず探した



A「…そう、ですけど…」


千歳「仲はあんまり良うなかね」



彼がそう言うと、全身に鳥肌が立つ


…なんで、そこまで?


誰かが…話した?




…もしかして柳先輩が



千歳「俺の特技は他人を見るだけで家族構成かわかることばい」



…は?


な、なにそれ…いや、すごいけど…




A「…そ、そうですか…」


千歳「さーて、目も覚めたし戻るったい!」



…忙しい人だなぁ


ぼんやりと考えながら背の高い彼の後ろをついて行った

155話→←153話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
286人がお気に入り
設定タグ:テニプリ , 立海 , レズ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - 牙龍Mueさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです!只今新作の方で一気に更新してるので次の更新までもう少しお待ちください! (2019年8月10日 15時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
牙龍Mue(プロフ) - 読んでハマって1からここまで読みました!次の更新楽しみにしています! (2019年8月10日 14時) (レス) id: 805b4b6942 (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - 四葉月さん» 応援のお言葉、ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!!こんな長い話を読んでいただけるなんて本当に感激です…まだ続きますのでお付き合い下さい!! (2019年7月27日 10時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
四葉月 - 更新楽しみにしています!1から読み進めあっという間に今に至ります!頑張ってくださいね! (2019年7月27日 2時) (レス) id: 3bb8824d05 (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - チビなスズさん» ご指摘ありがとうございます!深夜に書いているので誤字が多く申し訳ございません。後で修正しておきます。応援のお言葉、とても嬉しいです!ありがとうございます!!まだ続きますのでお付き合い下さい (2019年7月24日 21時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ToaRin | 作成日時:2019年5月30日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。