【テニプリ】レズで何が悪い！！4【立海】

158話 ページ19

日吉「ちょっといいか？」


A「…なに？」



私と財前光が睨み合っていると、日吉君が割り込んできた



日吉「…もしかして、跡部さんがゲーム弱いんじゃなくて四月一日が強いんじゃないか？」



そう言われて見て、私は口をぽかんと開けた



A「…そうなの？」


桃城「あー、それはあるかもな！四月一日めっちゃ強かったし！」


海堂「財前と並ぶってことは結構強いな」


A「へ、へぇ…」



私ってゲームできたんだ…


自分のことなのに何故か他人事のように思ってしまう


そんなにやり込みもしたこと無かったし、跡部としか対戦したこと無かったから分からなかったなぁ…



A「じゃあ、跡部は言うほど弱くなかったのかな？」



単純に、私が普通にできて跡部が激弱なんだと思ってたけど…よく考えたら、なんでも出来る跡部がゲーム激弱なんてありえない…？


謎に納得する状況に口から声が漏れた



日吉「四月一日！」


A「な、なに？！」



唐突に大声をだした日吉君


日吉君が大声出すなんて珍しい



日吉「俺にゲームの指導してくれ！」


A「え？！」



なにこれ弟子入り？



A「わ、私教えられることなんてないよ？！」


日吉「ちょっとアドバイスしてくれるだけでいい！」


A「え、えぇ…」



私が困っていると、日吉くんはダメ押しのようにこういった



日吉「下剋上したいんだ！」


A「対戦拒否られたんじゃないの？」


日吉「なんとか対戦させます」


A「あ、はは…そこまで言われちゃねぇ…いいよ。教えてあげる」



日吉くんは笑顔でありがとうと答えた


ゲームに本気になるところを見ると、彼もやっぱり同じ歳なんだと感じさせられる




その後、数時間の特訓の末、跡部に決闘を申し込んで日吉君が惨敗したことを知るのは次の日だった

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