55話 ページ10
睨み合う互いの目は1歩も引くことを許さない
目を逸らしたら敗者と見なされ、殴られるだろう
仁王「…ま、お前さんならそう答えると思ってたぜよ。だから…
取引せんか？」
A「本当にそれで私が釣れると…」
仁王「俺だって、お前さんみたいなパッとしない女を部内に入れたいとは思わんぜよ…でも、お前なら部内恋愛もありえんし、何か大きな騒動を起こすこともないじゃろ？
それに、なながお前がいいって言っとるんじゃ。仕方ないんぜよ」
…そんなこと知るか
マネージャーくらい自分で片付けろ
毒を吐きまくって、この男の顔を怒りに染めてやりたい
心底そう思った
仁王「だから、取引じゃ
蓮城寺メアリを救ってやる。その代わりに、お前はマネージャーをしろ」
A「…は？」
蓮城寺メアリを救う？
なんで、先輩の名前が…
仁王「ようわかっとらん顔じゃけんな…お前さんは私情じゃ揺らがないって知ってたぜよ。だから、蓮城寺メアリを餌に…」
A「メアリ先輩を侮辱するな。
お前のような男がいるから、女の子は本当の愛を勝ち取れないのよ。
人を物みたいに扱うのはやめろ」
血が滲むほど握った拳には、瞋恚が込められていた
今にでも、目の前の男に全てをぶつけてしまいそうなほど爆発寸前だった
仁王「お前さんも参謀と似たようなことを言うんじゃな
蓮城寺メアリのことを軽く話したことは謝るぜよ
でも、今の話に嘘はないぜよ
蓮城寺メアリに手を上げているのは、ファンクラブの連中。俺たちテニス部が少し声をあげれば、あいつらは尻尾まいて逃げる。
あんまりあの女を庇うようなことを言うと、悪化するから徹底的にはできない
それでも、効果は十分に見られると思うが…
俺と手を組むか？」
私は手汗の滲んだ手のひらを風に晒した
目の前に差し出された手
私はその手を取らず、乾いた音を上げて叩いた
彼は驚いた顔をして私を見ていた
A「手を組む…？何言ってるんですか
これは取引だって、貴方が言ったんでしょう？
交渉成立です。」
私が答えを導きだすと、彼はいつもの胡散臭い笑顔を浮かべた
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spark(プロフ) - ToaRin.人形劇の人形師さん» 探しましたがこのアカウントは存在しないと表示されました…。何故でしょう (2019年3月31日 18時) (
レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - ToaRin.人形劇の人形師さん» ありがとうございます！探してフォローしますね！ (2019年3月31日 18時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - sparkさん» https://mobile.twitter.com/doll1124vtoarin (2019年3月31日 14時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - sparkさん» コメントありがとうございます！読みやすいと言っていただけて本当に嬉しいです！描写は結構頑張っているので、とても励みになります！本当にありがとうございます！Twitterで探したというのは、アカウントのことでしょうか？アカウントでしたらURLを貼っておきます (2019年3月31日 14時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - 初めまして、sparkです。いつも面白く読ませて頂いてます！夢主が父親に叩かれた時は、思わず父親にムカついてしまいました。背景描写も書かれていて、読みやすいです！これからも更新頑張ってください！(追記:Twitterで探したのですが見つかりません…) (2019年3月31日 13時) (レス) id: 394661b33d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2019年3月10日 0時
