【テニプリ】レズで何が悪い！！2【立海】

78話 ページ33

「えと…わたぬきさん、やったっけ？」



ブチギレてイライラしている私に話しかけたのは、四天宝寺のジャージを着た白髪の男性



A「そうですけど…えと」


「俺、3年の白石蔵ノ介や。四天宝寺の部長やってんねん。よろしゅうな」


A「はい…」



白石蔵ノ介…なんか腕に包帯巻いてるけどどうしたのかな…厨二病？



白石「早速で悪いんやけど…四月一日さんって跡部君とどうゆう関係なん？」


A「…幼馴染です」


白石「あー、なるほどな…それで喧嘩してもうたんや」


A「私悪くないです」


白石「仲直りせぇなんて言わへんて…ただ…えーと、その…跡部君、ごっつ落ち込んどったで…」


A「知りません」


白石「跡部君の幼馴染なだけあって気ぃ強いなぁ…ちょっと君のこと気になってたんや。話せて良かったわ…練習も始まってまうし、また後でな」



控えめな笑顔で跡部の元へ走っていく白石先輩


…どうせ落ち込んでる跡部に構ったら四月一日がどのくらい怒ってるから聞いてきてくれーとか言われたんでしょ


白石先輩は気さくな人だったけど、やはり関心は持てない。上っ面で付き合うのには、問題はなさそうだ



跡部「じゃあ、練習始めるぞ…コート入れ」



何とか持ち直そうとしているが、気分が上がっていない跡部


私は謝らない。理由も言わない。



「なんや、あの跡部さんにクソ生意気な事言っとるから余程デカい顔しとるんかと思ったら…ただのブスやん」


A「は？」



ブス？


誰に言ってんの？私？



「俺、2年の財前光や。よろしゅう」


A「悪口言った人と仲良くなる気なんてありませんけど？」



何こいつ…顔面潰したい…



「すまんな四月一日さん！こいつこういう奴なんや…大目に見てくれ…」


A「誰です」


「俺は、3年の忍足謙也や！氷帝に従兄弟がおんねん！よろしくな！」


A「後輩の躾はちゃんとしておいて下さい」



明らかにトゲのある言い方で追い払う


…私だって女の子なのに


ブスとか…知ってるし…そうだよ。私ブスだもん


だから可愛くなるために頑張ってるんじゃない


スキンケアもダイエットも化粧も…


誰にもバレないように努力して積み上げてきてるのに



A「やっぱり男って無理だ」

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