88話 ページ41
＿＿＿織語side
もう、九条ったら何考えてんの？！私を困らせたいの？！
こんなことしたら、九条がみんなの注目の的になっちゃうじゃん！！
…私の九条が……誰かに
…いや、そんなこと万が一にも天と地がひっくり返ってもぜっっっったいにありえないけど
私だけの九条が他の人視線を集めているのは、あまり好ましくない状況
…私は、どうすればいいんだろう。
九条のやりたいことが…九条のやってることが分からない…
今すぐ抱き締めれば、全てわかってしまうのだろうか
「あー、織語さん…やったっけ？なんや、むっちゃ思い詰めた顔しとるけど…どないしたん？」
すぐ左から聞こえた声に、そちらを振り向く
そこにいたのは、四天宝寺のユニフォームをきた白髪の男性が立っていた。
3年生だろうか、すこし大人びた顔つきをしている。何故か片手には包帯が巻かれていた。
四天宝寺のひとは関西の人だと聞いていたけど、あんまりうるさくないんだなぁ(偏見)
適当な雑音で脳をある程度掻き乱し、ネガティブになっていく思想にピリオドをうつ
あんまり考え込んでも良くない。特に九条のことに関しては
織語「…なんでもないですよ、気にしないでください。」
ナチュラルに受け流し、これ以上入ってくるなと宣言する。そこまで馬鹿でないと願いたい。
「…そっか、あんまり触れん方がええんやな。
あ！せやった、俺、まだ名前言っとらへんかったな！俺の名前は、白石蔵ノ介っちゅうねん。よろしゅうな」
目の前に差し出された右手を1度見てから、笑顔で手を握り返す
織語「白石さん…ですか。よろしくお願いします。」
常識はありそうな人。正義感は強そうだし、嫌なところを突つのは上手そうだ。善悪をしっかり見極めて、ちゃんと前へでて話が出来るタイプ…敵に回したくはないな
ここは、笑顔で繕っておこう
白石「…しかし、織語さんはええ香りするな。シャンプーは何使こうてるん？」
シャンプー？なんで？
と思ったが、白石さん…私に気があるな
彼は四天宝寺の部長だ。彼を伝えば、いもずる式に何人か引きずり込めそうだ
九条に目がいかないようにしないと
存外ラッキーだった。おそらく、彼はシャンプーの香りが好きなんだろう。ちょっといいの使っててよかった
…本当は九条に褒めて欲しいんだけどね
織語「LUSHのを使ってます。」
白石「へー、結構身なりには気を使ってるんやな」
織語「女の子ですから」
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灰(プロフ) - 今更なのですが、すごく面白いです😭また機会があれば続き描いていただけるととても嬉しいです😭大好きです (2月1日 22時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 面白いです!これからも応援しています! (2019年7月25日 20時) (レス) id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - こっちのお話も凄く面白いです。続きが気になります。ホリック大好きだからイメージしやすくとてもよみやすかったです！ (2019年3月10日 21時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - 花姫さん» 応援の言葉、ありがとうございます！とても励みになります。一気に全部読んでいただけるなんて思っても見ませんでした！本当にありがとうございます！拙い文章ではありますが、お付き合いいただけたら、幸いに思います。本当にありがとうございます！ (2018年12月24日 14時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
花姫(プロフ) - 初めまして。関連作品で出てきて読んでみたらとても引き込まれるお話で一気に全部読み切ってしまいました！続きが楽しみです！！ (2018年12月24日 14時) (レス) id: 4f5055b7fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2017年10月20日 18時
