78話 ページ31
「練習開始！」
その言葉と共に、その場にいた全員は各コートやトレーニング場所に向かった。
マネージャーは最初の2時間、別室でドリンクの作成、タオルの配給、テーピングの手伝いや、ボール拾い、たまにアドバイスをするなど、結構な量をこなさなければならない
織語「…私たちも行こっか」
織語の声により、私達全員が別室へと向かった
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織語「…じゃあ、最初の15分は全員でドリンク制作、その後タオルとドリンクの配給を済ませ、各自の場で残りの仕事をこなすってことでいいかな？脱水症状や熱中症に気を使いながら、行動することは忘れないでね。」
織語は話を進めながら、作業に取り掛かっている。数ヶ月とはいえ、物覚えも手際もよく、頭の回転がいい織語にこの仕事はぴったりだったようだ
私と篠崎さんは織語に返事をしつつ、続いて作業に取り掛かる
しかし、
道野「ちょっと、織語さん…だっけ？貴女、マネージャー初めて数ヶ月よね？私の方が歴が長いから私が出す方が適切だと思うんだけど」
予想通り、この人が口を出してくる
織語「そうですね、なら…今の予定の訂正をお願いします。」
手を動かしながら、目線を彼女には向けず、口を開く織語
織語は、このような邪魔存在が死ぬほど嫌いだ。二人っきりだったら、恐らく論破の故、ぶん殴られていただろう。そして、社会的に抹消されていた。
道野「私は、タオルの配給にいくわ」
織語「まだ始まって5分もたってませんよ。いくら炎天下でも、汗かくの早すぎやしませんか？今は、タオル配りより、選手の健康状態を案じて手早くドリンクを作るべきです…違いますか？
それに、1人だけサボられのも腹が立ちますしね。」
全く引け目を取らず、正論を叩きつけていく織語
めっちゃ怒ってるな
しかし、ここで私は口を挟まない。道野の怒りの矛先を私に向けさせるわけにはいかないのだ。
何故なら、もう織語の作戦は始まっているから。
道野「…っう！もう分かったわよ！！！」
さすがに言い返す言葉が見つからなかったのか、道野は折れ、ベンチに座りドリンクを作り始めた
私も初心者とはいえ、家で家事をこなしてきた身。こういう手際は悪くない方だし、嫌いではない。
そこから、全員がドリンクを真剣に作り、数分が経った頃に
篠崎「あ、の…終わりました。」
篠崎さんが終了の声を上げた
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灰(プロフ) - 今更なのですが、すごく面白いです😭また機会があれば続き描いていただけるととても嬉しいです😭大好きです (2月1日 22時) (
レス) id: 34533725fa (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 面白いです!これからも応援しています! (2019年7月25日 20時) (レス) id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - こっちのお話も凄く面白いです。続きが気になります。ホリック大好きだからイメージしやすくとてもよみやすかったです！ (2019年3月10日 21時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - 花姫さん» 応援の言葉、ありがとうございます！とても励みになります。一気に全部読んでいただけるなんて思っても見ませんでした！本当にありがとうございます！拙い文章ではありますが、お付き合いいただけたら、幸いに思います。本当にありがとうございます！ (2018年12月24日 14時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
花姫(プロフ) - 初めまして。関連作品で出てきて読んでみたらとても引き込まれるお話で一気に全部読み切ってしまいました！続きが楽しみです！！ (2018年12月24日 14時) (レス) id: 4f5055b7fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2017年10月20日 18時
