【テ二プリ】人気者と嫌われ者【立海】 (ページ39)

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37話ページ39

織語「えー、私、九條に衣装作って欲しいなぁー？」

九條「ぶりっ子やめろ」

織語「君が作るまでぶりっ子を止めない」

九條「うざ。ぶりっ子やめなきゃ作んない」

織語「デレ来た」

九條「あ、作んなくていいの？」

織語「作ってください。お願いします。」

役割分担をあみだくじで決めた後、各自で細かいことを決め、台本の読み込みをしていた

私は王子だから、後半しか出番がない

前半はほとんどお姫様

切原「まっ……まぁ、こここここれは何かしらァア？！」

「切原くーん。すんげぇ下手くそ」

切原「うっせぇな！！！まだ練習中だっつーの！！」

切原くんは想像以上に下手くそ

噛みまくるわ、抑揚がないわで壊滅的

とにかく、劇に不向き

九條「私が衣装作るから、材料持ってきて。」

織語「もう用意してある！！」

九條「切原君、ちょっと来て」

切原「はぁ？なんで俺が」

九條「早く」

ちっ、という舌打ちと全身で私を嫌いだというオーラ

この人とやってけるかなぁ…

切原「なんだよ」

九條「ん」

そう言ってメジャーを見せる

切原「あ？」

九條「寸法」

私がそういうと納得しているような、していないような顔で両腕を伸びした

突然に静かになる切原に一分は動揺している