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一度、ソレを下駄箱に戻し、職員室へと足を運ぶ
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勇利「失礼します」
「あれ?勝生じゃないか、どうしたんだ?」
勇利「先生…あの、上履きを忘れてしまって…借りてもいいですか?」
「いいけど…珍しいな。勝生が忘れ物なんて」
勇利「あはは、うっかりしちゃってて」
少し会話を交わしながら、先生は上履きを棚から取り出す
「はい、1週間以内には返してね」
勇利「ありがとうございます」
それを受け取り、履いて再び下駄箱に戻る
ホームルームまでは三十分余っていた
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A「さてと、」
一言発して、上履きの中をできるだけ触らないように、側面をもって水道への移動する
「ジャー」
太陽の光が直接入る窓の目の前の水道で、泥を流していく
光に反射してピカピカと光る水はあっという間に汚れていった
やっと、落ち着く状況になり、冷静に考え始める
やっぱり
A「イジメだよな」
ポツリとつぶやいた言葉はまだ誰もいない廊下に児玉して、誰の耳に入ることもなく消えていった
前に経験していたイジメなんかより全然いいけど
前は大人数だったが、今回は1人のようだ
大勢ではないから、信者じゃないな…
じゃあ、一体誰が?
大体な回ってくるイジメのパターンは
1、信者たちによる、指導
2、私への個人的な恨み
3、織語や銉葉への嫉妬からくる私への八つ当たり
まぁ、恐らく3だな
2としてはなんにも思い当たらないけど
3は心当たりありすぎて、違ってたらむしろびっくりだわ
A「とりあえずはこんなものか」
独り言をはき、びちょびちょで汚れた靴を適当なビニールに入れる
水漏れしないようにしっかりと縛ってから、カバンへしまい、
A「あ、織語!銉葉!おはよう!!」
何事も無かったかのように新しい朝を迎える
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てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか? 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年6月30日 0時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ToaRin | 作成日時:2017年6月29日 23時