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121… ページ28

朝、目が覚めた


…なんか…怖い夢……見てた気がするなぁ…


まぁ、いいか


いつも通りの部屋。


変わらない所は一つもない


はずだった


A「ん?」


起き上がった時、何かが手に当たった


布団を剥ぎ取り、シーツの上に乗ったものを見る


…なんだこれ?


そこには、水色のアクアマリンに輝く石のようなものがついたネックレスがあった


疑問と警戒心を持ちながら


そっと、手を触れると


A「…冷たい」


ほんの少し冷たい石。


クリスタルのようになっているそれ


昨日まではなかった


…ベルが置いていったのかな?


そう思い、辺りを見渡してもベルはいない


あれ…?下にいるのかな?


今日は土曜日で、店は休み


理由は父、母ともに出掛けるから。


母は気分転換に友達に会いに行ったし、父はマリ姉ちゃんの服を買いにいった


マリ姉ちゃんが駄々こねてたのもあるけど…


…じゃあ、尚更下にいるな


迷わず、階段へと進む


誰もいない日には、ベルはご飯やお菓子を作って待っている


今日の予定はないから暇だ


織語も銉葉も予定があるんだと


下につき、椅子に座る


調理の音は聞こえてきているが、何も用意されていない


まだ出来てないのか


今は9時くらい


出来てても、おかしくはないんだけど


ベル「お待たせいたしました」


A「…?……料理持ってこないの?」


ベル「フフッ…では、お召し上がりください」


軽く微笑み、テーブルクロスを宙に舞わさせながら、机にゆっくりとかける


綺麗に、テーブルクロスは着地すると


目の前に料理が完璧に用意されていた


A「わぉ……どうやってやったの?」


ベル「単なる、瞬間移動ですよ。主。」


A「能力って、そんなことまで出来るのね」


ベル「流石、鋭いですね。転送させるものを想像してから移動先を思い浮かべると出来ます」


A「じゃあ、向こうで綺麗に配置した後に丸ごと移動させれば簡単なってことか」


ベル「おっしゃる通りでございます。」


どうしてこんな小技を披露したのかは分からないが、そんか考えは放り出して


食事に取り掛かる


A「今日はドイツ風なのね」


ベル「はい。先日はイタリアンでしたので…主には、美味しいものを沢山食べて欲しいので」


A「…なに?その言い方?」


ベル「いえ、なんでもありません。」

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てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか? 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年6月30日 0時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ToaRin | 作成日時:2017年6月29日 23時

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