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目が覚めた翌日
A「あれ…？」
目の前がぼやけていた
手をかざしてみても、何だか歪んでいて、
輪郭がハッキリとしていない
おかしいな…視力はAなのに…
私は中学生になっても、眼鏡をかけていなかった
そのうち悪くなるだろうと思い、気にしていなかったのだが…
なんで今？
長い前髪を触りながら疑問を抱く
眼鏡がないから、もさいのを出せるように目にかかるまで前髪を伸ばしていた
それでも、目悪くならなかったけど
目をこすってみるが、それでも視界に変化はない
昨日も一昨日もほとんど寝てたからな…それで良く見えてなかったと思ってたんだけど…
「ｼｬｧｧ」
カーテンが開かれるとナースさんが立っていた
…この目って事故の影響とかあるのか…？
ふと疑問に思った
ナース「ご気分はいかがですかー？」
勇利「あの…」
ナース「はい？」
呼び止め、目のことについて話そうかと迷いながらも言ってみた
勇利「あの…目が、見えずらくて…入院前はこんなんじゃなかったんですけど…」
ナース「痛みなどは感じますか？」
勇利「いえ…見えずらいだけです」
ナース「見えずらいこと以外に気になることや違和感などはありますか？」
勇利「それもないです…」
ナース「分かりました。少々、お待ちください。先生を呼んできます。」
勇利「ありがとうございます」
一連の会話を終えると、ベットに再び寝転ぶ
元々、勇利はいつから眼鏡かけてるのかな…
理由は？
今回の事故は私や織語がいないとならない。
全く違う運命…
私がこの身体から抜けたら、勇利はどうするんだろう？
怒る？悲しむ？どうとも思わない？
私は何も知らないのに…こんなふうに他人の身体で無茶して…
最低だな。
「ｼｬｧｧ」
再び、カーテンが開かれる
今度はナースさんではなく、担当医の人だった
担当医「おはようございます。目について話があると聞きました…視力が悪くなったのですか？」
勇利「あぁ…はい。見えずらいんです。」
担当医「少し、見させてもらいますね」
小さなライトを片手に私の目を照らし始める
眩しい…
些細な事を思いながら、光見つめた
案外早く、検査は終わった
担当医「眼球に傷は付いていないですね。視神経の方に問題があるかもしれません」
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作者名：ToaRin | 作成日時：2017年6月29日 23時
