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97… ページ2

「ガラガラガラ」


空き教室のドアを開けた


その先には八月一日が立っていた


遼真「あぁ。やっときた。」


やっと、って…ホームルーム終わってから三分で来たんだけど…


ベル「隣なのに三分って遅くないですか?」


ベルの言葉を無視し、話を振った


勇利「あの…なにか…」


焦りながらも、聞く。


八月一日はイライラしているようだったが、嬉しそうにも見えた


遼真「何か?あぁ、そうだな。お前はいつも俺の邪魔してくるもんな…織語と銉葉のことすきなんだろ?」


直球に聞いてきた


その勘違いは前々からだったようだが、今改めて言うか?


多少の疑問を抱きつつも言葉を返す


勇利「いえ。僕は…」


遼真「あーもういい。」


思った以上に大雑把な性格な八月一日


頭をガシガシと乱雑に掻いた


そうとうイラついているらしい


なんでも思いとおりに行くと思ったのか…


人を観察しないから無理に決まってるだろ


自分と接した時の反応と他人と接した時の反応の違いもまともに見れなければ、


相手の思考も読めない。


相手が自分に対してどう思ってるか、読み取ろうとしない奴が、思い通りにことを進められるわけないだろ?


遼真「大体さ、分かんないわけ?お前みたいなもさくて、女子にちょっとチヤホヤされただけで調子に乗る野郎なんかとあの2人が釣り合うわけないだろ?」


そっちこそ、織語がやさーしく塩対応してくれるからって調子ぶっこいてんじゃねーぞ


てか、全く調子乗ってないし。全く見てれないじゃん。


遼真「銉葉は逃したけど、人気者と人気者がくっつくのは当たり前。ブスとはつり合わねーんだよ。」


好き勝手、言いたい放題


これじゃ、前世のあの両親と変わんないね


言いたいことだけ言って、自分が有利になれば調子に乗り、相手に口を出させず、出したら反論し、倍にして叩き潰す


これは、普通の家庭内で子が親に怒られている時と同じ状況


自分には非が無いといった素振り。あっても、放り出して、一方的に攻める


悪いことをしたのは子だったとしても、相手の言い分を聞かない。


だから、子供に反抗期がくる


結果が見えてくる時期になると、されてきた分の仕返しを無意識にしようとする時期


…ちょっと話がそれたね


威勢がいいね。コイツ


勇利「言わせてもらうけど」


A「君の中の基準がどうなってるのかは知らないけど…


自己ルールを他人に押し付けるクサイやり方止めてくれない?」

98…→←96…



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てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか? 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年6月30日 0時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ToaRin | 作成日時:2017年6月29日 23時

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