【ユーリonICE】I look, and do you not understand it?【勇利成り代わり】

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ふーん…つまり、有り得ない状況ってことね


ズレはどのくらい？


ベル「まず。こちらの世界が異様に早いこと。向こうの世界では、まだ12日程しか経っていません。」


え…じゃあ、こっちの1年が向こうで一日？


ベル「はい。」


それはやばいな…


ベル「それと、ここはパラレルワールドとして存在してしまっています」


…どういうこと？


ベル「本来なら、ここは紙面上の世界。つまり、作画されていないところでは動けないし、運命もセリフも動きさえも変えられない。つまり、存在しても意味は無い。干渉が全く出来ないはずの世界なのです」


でも、今は何でもできてる


…なるほど


思った以上に想定外だ


ベル「はい。この世界が世界として存在してしまっている。本来なら絶対に起こるはずのない出来事なのですが…」


だから私は自由だし、作画されていない場所もそんざいしているのか…


…じゃあ、時空を超えて、何でここまでやってきたの？


なんで…どうやってここはできて…


ベル「そこまでは…分かりかねます…今後、調査は続けていきますので。何かあったらご報告致します」


じゃあ、2人は？


ベル「只今、昏睡状態となっています……正直に言いますと、命に別状はありませんが…元の世界に戻らなければ、植物状態となる可能性が…」


A「えっ？？！！」


ベル「手術も終わりましたが、なるべく早く戻った方が…向こうの時間での1ヶ月以内には戻らないと…」


猶予はだいぶある…でも方法は……


一つ、頭に思い浮かんだ言葉があった


…いやいや、考えすぎだって…


そんなわけ…っ


ちがうよ…ね？


ねぇ…ベル……？


ベル「いえ…非常に申し上げにくいのですが…









あの2人にはこちらの世界で死んでもらうしかありません」

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