検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:22,243 hit

―ERROR― ページ47

忘れる。という行為はこの世で一番使える一種のマインドコントロールのようなものだ


犯罪を犯した人間でも精神に以上が見られ、忘れてしまっていたら罪が軽くなるだろう?


そういうものなんだよ


ベル「では、私が貴女のことを『忘れて』しまうのは、いい事なのですか?悪いことなのですか?」


その行為が自分にとっていいことであれば、いい事になる


ただ、その行為は周りを混乱させ、悪影響を及ぼす


でも、事の善し悪しはやった本人が基準…いや、答えとなる


『忘れる』という事をやったのも本人だ


何かを犯してしまったのも本人


だから、ほかの人間が決めていいことじゃない


ほら、正義のヒーローからみたら、悪の魔人は悪いやつだ


だがしかし、悪の魔人からみたら自分が正義のヒーローで正義のヒーローが悪なんだ


誰が見るかによって違うのなんて、当たり前のことだけど


決めつけるのはダメなんだ


だから、


A「だから、私をあの人たちが痛めつけたのはあの人たちなりの正義あってこその事」


ベル「そうですね。」


A「私って何が変なの?」


ベル「貴女は変ではありません。」


日が延びた夕方


まだ、明るい空


天気も空気もお構い無しに私を無視する


私の心を簡単に抉る


A「…何が変じゃないの?」


ベル「貴女は自分が変だと思っていらっしゃるのですか?」


A「違うよ!!!」


怒鳴りつけた


でも、否定したはずなのに、その声には何も込められていなかった


虚空に消えて、無くなった


ベル「貴女は変じゃないです。他人との違いを他人があれこれ言ってるだけですよ」


A「じゃあ何で!!!」


息を切らす


言うのを躊躇った


A「なんで…あの人たちは私を変だって…人じゃないって……言ったの…?…私の全てを…」


次第に声が小さくなり、自分でも聞き取れないほどになっていった


耐えきれなかったんだ


銉葉と織語は楽しそうに生活してるけど


私は13年経っても、劣等感を抱き続け、未だ前世に縛られ続けている


周りが妬ましくて…


憎くて…


楽しそうに生きてる人たちは死にかけた事も、殺されたことも、自分の存在を否定されたことも無い


なんで…自分だけが…


ベル「私を恨んで生きてください」


A「無理だよ」


ベル「こうなった原因は私にあります」


A「ベルはいつも私の隣にいたでしょ?無理だよ…絶対…


そういう人ほど離せないの」


ヒシヒシと感じられる哀れみ


誰のものだか知らないけど


それはきっと…

93…→←92…



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ToaRin.774の人形(プロフ) - 華飛さん» ありがとうございます!!本当ですね。前作でも同じことをしてしまっていました…気をつけます。教えて下さりありがとうございました (2017年5月14日 0時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
華飛(プロフ) - とても面白いです、それ故にもったいない…!オリジナルフラグが…!消されちゃうので外してくださいねー! (2017年5月13日 15時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
坂本ムサシ(プロフ) - オリジナルフラグ外れてないので、外して下さいね。 (2017年5月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 098600d6aa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ToaRin | 作成日時:2017年5月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。