検索窓
今日:4 hit、昨日:16 hit、合計:22,258 hit

89… ページ43

―次の日―


銉葉「織語まだかなぁ」


A「まだ無理っしょ」


まだ…というのは、まだ一緒に帰れないということだ


ああああ、退屈だ。


織語欠けると非常に退屈だ


ベル「いい退屈しのぎを教えて差し上げましょうか?」


上から目線ウザイ


ベル「まぁまぁ、そう言わず」


いつもと変わらない笑顔を浮かべるベルは


いつもと違い、また不気味さがあった


なーに考えてんだこいつは…


ベル「賭けをしません?」


は?


ベル「織語様が八月一日様とお付き合いされた場合、私の勝ち。それを阻止出来たら主の勝ちです。悪くはないでしょう?」


ふーん。織語で遊ぶのはいい気しないけど


…勝手に抜け駆けした罰でね


だとしてももう結果は見えてるけどね…


ベル「はい。それではあまりにも不公平なので、私の方に特別ルールを付けさせていただきます。」


特別ルール?


ベル「ええ。八月一日様が織語様に告白いたしましたら、私の勝ち…というのはどうでしょう」


うーん、まぁ確かに


ある程度の距離がなければ告白なんて出来ないし、昨日の会話から『振り向いてくれない』ということは自覚していた


つまり、今はそこまで仲良くない


…時間の問題か


いいね。公平だし、楽しそうじゃん


その賭け乗った


ベル「恐れ入ります」


ふぅ…と息を吐き、席を立ち上がる


放課後だから、向こうの作業も始まったばかりだろう


銉葉「どうしたの?」


A「腐れ王子様からお姫様救出作戦だよ」


銉葉はぽかんと口を開けていると、気づいたように喉を鳴らす


銉葉「……ふふっ…何それカッコよすぎっ…」


悪い笑みを浮かべて私の手をとる


さぁ、邪魔しに行きますか


A「お姫様との楽しいダンスパーティ」
__________________

―その少し後―(見なくても大丈夫です)


銉葉「ねぇ。堕天使さんってどんな人?」


A「んー…執事?」


銉葉「黒〇執事?」


A「おい!隠せてないぞ!!」


銉葉「え?影響されちゃったの?」


A「いや?距離を起きたいんだとよ。ちゃんとした関係でありたくて、一線を超えないため」


銉葉「え?恋してんの?」


ベル「やめてください。切実に。どちらかと言うと」


A「お前もやめろ」


銉葉「えー!!なになにぃ?!気になるぅ!!」


A「そのうち分かるよ」


銉葉「見えないのにどうしろと?!」


A「銉葉じゃなくて、私たちを知ってる人…いや…見てる人だよ



えぇ、見てればわかりますよ?」

90…→←88…



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ToaRin.774の人形(プロフ) - 華飛さん» ありがとうございます!!本当ですね。前作でも同じことをしてしまっていました…気をつけます。教えて下さりありがとうございました (2017年5月14日 0時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
華飛(プロフ) - とても面白いです、それ故にもったいない…!オリジナルフラグが…!消されちゃうので外してくださいねー! (2017年5月13日 15時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
坂本ムサシ(プロフ) - オリジナルフラグ外れてないので、外して下さいね。 (2017年5月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 098600d6aa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ToaRin | 作成日時:2017年5月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。