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―次の日―
銉葉「織語まだかなぁ」
A「まだ無理っしょ」
まだ…というのは、まだ一緒に帰れないということだ
ああああ、退屈だ。
織語欠けると非常に退屈だ
ベル「いい退屈しのぎを教えて差し上げましょうか?」
上から目線ウザイ
ベル「まぁまぁ、そう言わず」
いつもと変わらない笑顔を浮かべるベルは
いつもと違い、また不気味さがあった
なーに考えてんだこいつは…
ベル「賭けをしません?」
は?
ベル「織語様が八月一日様とお付き合いされた場合、私の勝ち。それを阻止出来たら主の勝ちです。悪くはないでしょう?」
ふーん。織語で遊ぶのはいい気しないけど
…勝手に抜け駆けした罰でね
だとしてももう結果は見えてるけどね…
ベル「はい。それではあまりにも不公平なので、私の方に特別ルールを付けさせていただきます。」
特別ルール?
ベル「ええ。八月一日様が織語様に告白いたしましたら、私の勝ち…というのはどうでしょう」
うーん、まぁ確かに
ある程度の距離がなければ告白なんて出来ないし、昨日の会話から『振り向いてくれない』ということは自覚していた
つまり、今はそこまで仲良くない
…時間の問題か
いいね。公平だし、楽しそうじゃん
その賭け乗った
ベル「恐れ入ります」
ふぅ…と息を吐き、席を立ち上がる
放課後だから、向こうの作業も始まったばかりだろう
銉葉「どうしたの?」
A「腐れ王子様からお姫様救出作戦だよ」
銉葉はぽかんと口を開けていると、気づいたように喉を鳴らす
銉葉「……ふふっ…何それカッコよすぎっ…」
悪い笑みを浮かべて私の手をとる
さぁ、邪魔しに行きますか
A「お姫様との楽しいダンスパーティ」
__________________
―その少し後―(見なくても大丈夫です)
銉葉「ねぇ。堕天使さんってどんな人?」
A「んー…執事?」
銉葉「黒〇執事?」
A「おい!隠せてないぞ!!」
銉葉「え?影響されちゃったの?」
A「いや?距離を起きたいんだとよ。ちゃんとした関係でありたくて、一線を超えないため」
銉葉「え?恋してんの?」
ベル「やめてください。切実に。どちらかと言うと」
A「お前もやめろ」
銉葉「えー!!なになにぃ?!気になるぅ!!」
A「そのうち分かるよ」
銉葉「見えないのにどうしろと?!」
A「銉葉じゃなくて、私たちを知ってる人…いや…見てる人だよ
えぇ、見てればわかりますよ?」
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ToaRin.774の人形(プロフ) - 華飛さん» ありがとうございます!!本当ですね。前作でも同じことをしてしまっていました…気をつけます。教えて下さりありがとうございました (2017年5月14日 0時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
華飛(プロフ) - とても面白いです、それ故にもったいない…!オリジナルフラグが…!消されちゃうので外してくださいねー! (2017年5月13日 15時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
坂本ムサシ(プロフ) - オリジナルフラグ外れてないので、外して下さいね。 (2017年5月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 098600d6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ToaRin | 作成日時:2017年5月1日 22時