【ユーリonICE】I look, and do you not understand it?【勇利成り代わり】

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「大丈夫？」


心配きて話しかける先生


勇利「はい」


凛々しい顔


氷の世界は冷たく過酷


そこの上に立てば勝ち


でも、関係ない


今の私には


2人がいるから


少し大人目の衣装


曲


新しいシューズ


私を除いたその全てが今日の主人公


ん？ああ…私？


主人公ではないよ。つまらないからね。


やりたいようにやるの


2人のために


ストレッチをし終わり、一つ前の人がリングから出てくる


誇らしげな顔


そこ顔。今すぐ潰しやる


私が私の至福で会場を埋め尽くしてやる


ところで私のポジション何かって？


「＿＿＿＿ぉ＿＿＿か＿＿」


さぁね。全てを知っている神様みたいなのに聞けばいいんじゃない？


そろそろ時間だ、出なきゃね


人生で初めての最高のショーを届けよう。


最高の親友に


スポットライトで照らされたリンクへとでる


眩しくて、一瞬顔を顰めて再び歩く


人も案外多い


ゆっくりと、中心へと行く


拍手が止むと、静まり返った会場


誰もが息を呑む音がした


「＿＿＿＿＿＿＿＿＿」


音楽がかかる


体のラインに合わせて手を絡める


エロスとか関係ないけど、全身で語ってみせる


リンクに合わせて円を描く


得意のステップを交えながら


ゆっくり、ゆっくり


野の花が咲いた。静かに


綺麗な花


でも、怖い。誰かに見てもらっても、何を言われるか分からない


自己肯定感がない


誰かの評価なしではいきていけない


これから、中盤に入る


中盤に差し掛かれば、曲の雰囲気は一変する


その叫びが曲に出る


動きも激しくなり、特に難しい


でも、サビに入ったらすぐっ…！！


足にほんの少しの力を込めて


「ｶｼｬﾝｯ」


力強くとんだ


この曲にも合うように力を込めて


全身で叫ぶ


貴女に会いたいと


伝えたいと


使えるものは全て使って表す


私の気持ち


ビールマンスピンの回転の際


見えた、2人の顔


驚いたて息をするのを忘れたような表情


それを見たかったの


もう1回…！！


「ｶｼｬﾝ」


今度は静かに


動作も静かになり


中心へ


リンクの真ん中で


左手を天に掲げる


それを少し角度を下げ


2人へと向けた


やり切ったよ。私。


私のスケートは終わっても拍手はならなかった







と、思われた


「パチパチ…」


誰かが、拍手を鳴らした


A「え」


「パチパチパチパチ」


盛大な拍手は会場を包み込んだ


2人は走り出す


私も急いで走り出した

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