【ユーリonICE】I look, and do you not understand it?【勇利成り代わり】

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―銉葉side―


銉葉「………」


小さな声を頼りに着いた路地裏


そこではさっきの男の人と九條がいた


あそこまでボコボコにしているとは…ちょっと驚き


止める？


いや、もうちょっとだけ待っていよう


なんでかって？


だって、それが九條の意思だから


私だって、織語に怖い思いをさせた奴をタダでは返したくない


1回ではないようだし


でも、それより止められない理由があった


こういう九條は何回か見たことがあった


でも、なにより私情で動いていることが嬉しかった


今までは、頼まれてとかそんなものだった


ちゃんと、自分の意思でやりたいように動く九條


まぁ、私も相当最低ということ理解している


親友という類の九條を使って自分の手を汚さず、それを見る


私達は似たもの同士


…そろそろ止めようか


銉葉「九條」


九條「あ…」


焦った様子はない。見ていることは分かっていたのか


銉葉「あとはさ、警察に任せて織語のところ行こうよ」


微笑んで、手を伸ばす


少し汚れた服をみて、「そうだね」と、九條言った

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