【ユーリonICE】I look, and do you not understand it?【勇利成り代わり】

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声が出なくなった


何をすればいいのか分からなくなった


A「あの…」


どれを言えばいいのか分からない


何をいえばいいの？


私のことを覚えてる？


どうしてここに？


立ち去ろうと向き直ってしまった2人を見るのが辛くて


咄嗟に手を握ってしまった


織語「え？！」


銉葉「ちょっ！」


驚いた声を上げで再び静止する2人


A「おっ……織語と……銉葉だよね…？」


ゆっくりと言葉を紡ぐ


伝わるように


織語「そう、ですけど…」


肯定の言葉に視界がボヤけて、涙がこぼれ落ちそうになる


ダメだ、泣いちゃ


A「私だよ…………九條…Aだよ…」


跡切れ跡切れの言葉を聞き取った2人は息が止まったように動かなくなった


瞬きもせず


零した言葉を掬い取っていた


大事に大事に


無くさないように持っていた私のように


銉葉「なん…で…」


やっと出た言葉はそれだった


織語「………とりあえず…場所を変えよう」


冷静になった織語は提案をした


それに賛成し、空き教室へと移動した

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