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スケート帰りの招集が掛けられ、先生の元へと駆け寄った
先生「最近は不審者が増えています。さっきも程連絡がありましたが、―――辺りで空き巣があったので、十分に気をつけてください。いいですね?」
え?
―――って…
織語の家の本当に近くだよね?
銉葉「織語…大丈夫かな?…今は風邪ひいてて、お母さんを出張でいないし…お父さんもいない…鍵が壊れてて明日業者来るって言ってなかったけ…?」
A「え?」
ベル「……」
不安そうにこちらを見る銉葉
なんで、こんな時にかぎって…
いや、でも…
もしもの事があったら…?
必ず入られているわけでは…
『上手くいき過ぎていないか?』
その時、時分のあの言葉が脳裏をよぎった
もしかして…
もしかしてっ…!!!
「ダッ!!」
ベル「お待ちください!!!主!!!」
私は全力疾走でスケート場から飛び出した
ベルの言葉を無視して
A「織語の家はっ…!!」
確か、あの辺りだった!!
前の記憶を頼りにして走る
走りゆく中、元の姿へと戻っていった私の体
光をなびかせながらゆっくりと
目の端で険しい顔をしたベルが手から光を放っていた
少し後ろを向くと眉を顰め、こちらを見ると
「気をつけて」
そう口を動かした
有無を言わず、走り去る
銉葉「九條!!!!!」
A「警察呼んで!!」
心配そうに顔を歪める銉葉は言葉を飲み込むようにしてから、頷き携帯を取り出した
急がなきゃ
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A「つっ…」
雨が降ってきた
冷たい雨が氷のように肌に突き刺さる
織語の家は目の前だった
家というより、屋敷に近いそれは威圧感を放ちそびえ立っていた
「バシャッ」
盛大な雨音を鳴らして、玄関へとたどり着く
壊れていると言っていた鍵は
指紋認証のオートロックのものだった
故障しているのは確かで全く反応がなかった
ドアは…
「ギィィイイ」
不気味な音を立てながら開く扉
中を覗くようにして見ると
散乱した部屋が広がっていた
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ToaRin.774の人形(プロフ) - 華飛さん» ありがとうございます!!本当ですね。前作でも同じことをしてしまっていました…気をつけます。教えて下さりありがとうございました (2017年5月14日 0時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
華飛(プロフ) - とても面白いです、それ故にもったいない…!オリジナルフラグが…!消されちゃうので外してくださいねー! (2017年5月13日 15時) (レス) id: 9e2f5dbb6a (このIDを非表示/違反報告)
坂本ムサシ(プロフ) - オリジナルフラグ外れてないので、外して下さいね。 (2017年5月1日 23時) (携帯から) (レス) id: 098600d6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ToaRin | 作成日時:2017年5月1日 22時