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ばいばーい って 家の前で手を振って大貴と別れた 。
深呼吸をして家のドアノブを回す 。
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「 大丈夫、大人しくして、息を小さくして _____ 」
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_________ ガチャ
暗示のように心の中で何度も何度も唱える 。
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リビングに足を進めると段々と鮮明に聞こえてくる
甘い吐息 。
聞きたくない っ ... 気持ち悪い っ ...
全身の毛が逆立って 鳥肌が立って 唇がガタガタ震える 。
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思うより先に体が動いてた 。
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「 はぁ っ ... だ 、 いき っ ! 」
音とか、迷惑とか、空気とか 。
そんなのもう考えてなかった 。
今はここから去りたくて、逃げたくて 。
いつもみたいに邪魔者扱いされるなら
いつもみたいに欠陥品扱いされるなら
いつもみたいに心まで殴られるのなら
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__________ もう あの頃に戻れないなら
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大貴 「 A!?
おま っ 、 は !? 」
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そのまま大貴に抱きついた 。
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気まぐれネコ(プロフ) - 気まぐれネコです!更新がんばって! (2018年4月17日 15時) (レス) id: ff5ede34ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:橙飴 | 作成日時:2018年4月16日 12時