第百四十話「益者三友」 ページ3
ピンポーン
家のチャイムが鳴り響いた
今家の者は全員旅行に行っている 夏休みが始まった瞬間旅立っていった
…我輩達は留守番というわけだ したがって今ここの家には吾輩とあの赤ダルマしか居ない
クルルは夏休みが始まる前に此処から出て行った
大方研究か何かをしているんだろう いつものことだ いずれ帰ってくる
もしかしたらクルルが帰ってきたのか…?
ケロロ「…ギロロォ〜チャイム〜」
彼は ゲームをしてポテチを食べコーラを飲み寝転がりながら ギロロを呼んだ
自分は今ゲームをしてるから行けないと コントローラを上げ主張しながら
今の彼の姿は自堕落そのモノだった
ギロロ「…もう俺は何も言わんぞ」
全てを諦めたかのように彼に呼ばれた男 ギロロは家の玄関の方へと向かって行った
ケロロ「はぁ〜楽チン楽チンでありますなぁ」
ゲーロゲロと笑いながらゲームを続ける
そしてあともうすぐでモンスターを討伐出来そうなところで
「ｚｈｓｊｆｇしんしｇこｈざ、ｆｋぞ!!!!!!!!!!!!!!!」
バグったゲームのように訳のわからないギロロの叫び声を聞き ゲームの手を止めてしまう
次の瞬間テレビから残念そうなbgmが流れる 『討伐不可』という文字が大きく画面に写る
だがそんなもの気に掛ける余裕は無かった
ケロロ「ギロロ!?」
急いで自らも玄関へ向かう
コントローラを投げ ソファから飛び降り 廊下を駆ける
そしてたどり着いたその時 そこで見たものは
金魚のように口をパクパクしながら床へとへたり込んでいるギロロと
余裕な笑みを浮かべギロロを見下しているクルルと
もう二度と会えない様な気さえしていた大事な
ケロロ「A殿…」
仲間であり友であるAがいる姿だった
ケロロ「A殿!!」
激情に狩られ彼女を抱きしめる 涙が止まらない
ケロロ「良かった…無事であったんでありますな…」
何故ここにいるのか あれからどうしていたのか
聞きたいこと 尋ねたいこと 分からないこと たくさんあった
だがそれよりも安堵と嬉しさで胸がいっぱいになっていく
貴「…会長」
心なしか彼女が微笑んだ気がした
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こも(プロフ) - 好きすぎて何周かしました…がち大好きです…続き待ってます！！ (1月30日 21時) (
レス) @page19 id: c580577939 (このIDを非表示/違反報告)
みまさかや(プロフ) - 四字熟語の意味とか伏線とかめっちゃ気になります！！話構成やキャラがすごく立っていて素晴らしいです！！続き出されるのか分かりかねますが有れば飛び上がって喜ぶ自信があります。執筆活動頑張ってください！ (2021年5月30日 1時) (レス) id: a432ddc5a7 (このIDを非表示/違反報告)
ネコメ - 続きを楽しみにしてます。頑張ってください！ (2021年5月24日 21時) (レス) id: 38063781d3 (このIDを非表示/違反報告)
ルト(プロフ) - 更新されてて泣きました....ありがとうございます。大好きです。応援しています。 (2020年7月25日 18時) (レス) id: 1af78e2485 (このIDを非表示/違反報告)
メフィ - 気になる.....気になっちゃうよーーーーー！！！！！ (2020年7月3日 21時) (レス) id: 2ce8d674b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：提琴 | 作成日時：2015年9月10日 22時
