第百四十九話「破鏡不照」 ページ12
貴「…何か言うことは」
ギ・ケ「本当に申し訳ございませんでした」
その謝罪の言葉をため息で受け返す
あの後 ギロロさんが参戦したせいでクルルさんはまたもや気絶
彼の蹴りが見事にヒットしそのままオチたのだ
会長は憎しみが強かったのか初めの方はギロロさんと良い勝負をしていたが
止めるはずに参戦したギロロさんが戦いの途中で我を忘れていき
最終的にただ相手を潰すことだけに全力をかけた殺戮マシーンとなったため
会長は無事敗北
まあ気絶とかはしなかったが 代わりにまたもや傷が増えた
救急箱を取り出し二人の傷の手当てをする
ギロロ「………いやもう本当にすまん」
ケロロ「………ごめんなさい」
本当に申し訳なさそうに頭を下げる
貴「…一回謝罪の言葉聞いたんでもういいですよ」
まあ一番謝罪を聞きたいのは多分ご近所さんだろうけれども
直接家に来てどうの とかは無かった
だけど一日に何回もドタバタドタバタする音を聞いたらイライラはするだろう
明日謝罪に行った方がいいよなー とそんなことを考えていたら
とてもある大事なことを忘れていたことを思い出す
貴「お二人共 始業式はいつなんですか?」
ギロロ「えっあぁ確か一週間後だ」
傷薬の痛さに耐えながら彼は答えた
ケロロ「まだまだ遊びたい放題でありますよー！」
ケロロ「………まあどこかの誰かさんのせいで三日間は寝たきりかもしれないでありますが」
ギロロ「宿題が出来て結構なことではないか」
そういってギロロさんは睨んだ
心なしか 「もう二度と俺は手伝わんぞ」 という感じにも思えた
ケロロ「………宿題はなんとかなるでありますよー」
最後に星がつきそうな勢いで声は元気にはきはきと返す
ギロロ「貴様 ガルルに言われたことを忘れたわけではないだろうな?」
ギロロ「この宿題をやってなかったら貴様は留年確実だ 真面目に取り組め と言われたことを」
あぁそういやテスト赤点とか言っていたよな
そう思って会長の方を見ると 顔が真っ青になっていた
ケロロ「ゲ…ゲロォ…………それマジ?…………やっべぇ」
その顔にピンときたのかギロロさんは続けて言う
ギロロ「まさか貴様！一つも終わらせていないのか！！！！！！！」
つんざくような絶叫が響く
あーまた近所迷惑なー と私は心の中で思った
まあ気持ちはわかるけど
だがしかしそんな悠長に事を構えてはいられないという事実がギロロさんの一言で発覚した
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こも(プロフ) - 好きすぎて何周かしました…がち大好きです…続き待ってます！！ (1月30日 21時) (
レス) @page19 id: c580577939 (このIDを非表示/違反報告)
みまさかや(プロフ) - 四字熟語の意味とか伏線とかめっちゃ気になります！！話構成やキャラがすごく立っていて素晴らしいです！！続き出されるのか分かりかねますが有れば飛び上がって喜ぶ自信があります。執筆活動頑張ってください！ (2021年5月30日 1時) (レス) id: a432ddc5a7 (このIDを非表示/違反報告)
ネコメ - 続きを楽しみにしてます。頑張ってください！ (2021年5月24日 21時) (レス) id: 38063781d3 (このIDを非表示/違反報告)
ルト(プロフ) - 更新されてて泣きました....ありがとうございます。大好きです。応援しています。 (2020年7月25日 18時) (レス) id: 1af78e2485 (このIDを非表示/違反報告)
メフィ - 気になる.....気になっちゃうよーーーーー！！！！！ (2020年7月3日 21時) (レス) id: 2ce8d674b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：提琴 | 作成日時：2015年9月10日 22時
