Ep.52 ページ9
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A(どうしよう見られた!?今日下着何色だったっけ!?)
羞恥心で思考は大混乱、自分の下着は何色だっただろうかとグルグルと頭を回転させた
その時、後ろから肩に大きめのジャージを被せられた
A「え…」
轟「体冷える前に風呂入れ、風邪ひくぞ」
掛けられたジャージの上から頭にポンっと手を載せられ、轟は何食わぬ顔で風呂場まで案内した
…
芦戸「あああ…いい湯だねぇ…」
蛙吹「ケロケロ…」
A「あったまるね〜」
轟に誘導されるがまま、女子はコテージの温泉に浸かっていた
麗日「…なぁなぁ、Aはもしかして轟くんと付き合ってるん?」
A「…え!?」
芦戸「あー!!それ私も思ってた!そこのとこどうなのー?!」
蛙吹「確かに、轟ちゃんはAちゃんに特別優しい気がするわ」
A「な、ななな、ないよ!?ないない!!」
「特別優しい」蛙吹の言葉に心当たりのあるAひ慌てて否定する
A(でも。肝試しの時のアレは…)
芦戸「じゃあ他にお相手はいるの?」
A「えっと、お相手…とういうか…う〜〜ん」
麗日「でも轟くんは100%Aに気がありそうやけどなぁ…」
A「そ、そうかな…?」
蛙吹「Aちゃん、顔が赤いわ」
A「っ〜〜〜、私先に上がる!」
ザバッと音を立てて立ち上がり、逃げてしまおうと脱衣所へ足を進めると急にクラッとした目眩に襲われる
目の前がチカチカと点滅し、耳鳴りがして意識が遠くなる
Aはそこで気を失ってしまった
…
数十分前
雨は止む事を知らず、ザーザーとコテージの窓ガラスを叩いている
轟「爆豪、さっきの話ってなんだ」
爆豪「…邪魔者がいねーとこでする」
轟「なら2階の部屋でいいか」
上鳴「え、なに?!邪魔者って俺たち!?」
切島「まーまー、漢同士の大事な話し合いだ、ここは見守ってやろうぜ!」
…
爆豪と轟はコテージ2階の角部屋へと入った
轟「……それで、話ってなんだ」
爆豪「決まってんだろ…テメェとAの話だ」
鋭い眼光で轟を睨みつけ、爆豪は口を開いた
爆豪「単刀直入に聞く、テメェAとどういう関係だァ?」
轟「…どういう意味だ」
爆豪「あ゛ぁ?そのまんまの意味だろ」
轟「ちけぇ、それはお前にとってどういう意味の質問なんだ」
そう言う轟の瞳に、爆豪は言葉を詰まらせた
。
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panda - すごくすごく好きです!性癖ドストライク…!!! (2020年10月1日 10時) (レス) id: 9e19b6eb78 (このIDを非表示/違反報告)
uka8502(プロフ) - 早くかっちゃんと('-' ).........。面白いです!頑張って更新お願いします!! (2020年5月20日 20時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
SuzuCastilla(プロフ) - とても文章力のある素晴らしい作品でございますね……続き楽しみに待ってます。( ˙˘˙ ) (2020年5月1日 2時) (レス) id: a2ac8206a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:洸姫 | 作成日時:2020年3月30日 20時