Ep.65 ページ21
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A「う、うん…じゃあ行こっか」
爆豪「待てや」
轟「…爆豪」
爆豪「俺も行く。文句あっか」
A「な、ないよ!一緒に行こう!」
轟「…」
明らかに文句ありげの轟が視界に入ったが、Aはすかさずフォローに回った
麗日「じゃあみんなまたあとでねー!」
飯田「何かあったらケータイで連絡してくれ!!」
2チームに別れ、別行動に映るが麗日達が離れる前、Aは緑谷にそっと耳打ちされた
緑谷「Aさん、かっちゃんは照れたりすると耳が赤くなるんだよ」
A「み、耳?」
緑谷「うん。余計なお世話かもしれないけど、さっきAさんの浴衣姿見た時____」
A「へ____」
それじゃ、と緑谷は麗日達につづき、人混みに消えていった
轟「俺たちも行くか」
爆豪「俺に命令すんじゃねえ!」
轟「…A?」
Aは緑谷に囁かれた方の耳に手を当て、先程の言葉を思い出す
緑谷『さっきAさんの浴衣姿見た時、耳、真っ赤だったよ?』
ボッと赤くなる顔を手で抑え、ニヤける顔を隠した
A(少しは…期待してもいいのかな…?)
甘い期待が胸の中いっぱいに広がり、目に映る世界がキラキラと輝き出す
爆豪の方を見れば緑谷の言葉を思い出し、心臓の鼓動が早まった
爆豪「A、さっさと行くぞ」
A「う、うん!!」
歩き出す爆豪に釣られて、人混みの中足を進めた
…
しばらく歩くとりんご飴と書かれたで店が目に入った
A「ねぇねぇ、りんご飴買ってもいい?」
爆豪「そんな甘ったりぃもん食って何がいいんだよ
あっちの“激辛ロシアンルーレットたこ焼き”のがいいだろが」
A「辛いのは食べられないよ〜」
轟「あっちにそばあるぞ」
A「お祭り来てまでそば!?」
見事に食べたいものがバラバラになってしまったが、どちらの出店もさほど離れてなかったのでそれぞれが並んで好きなものを買ってくることにした
Aはもちろんりんご飴の列に並び、順番を待った
りんご飴の列は長く、5分前後は待たなければいけないだろう
轟と爆豪もそのくらい並んでいるのだろうかと考えた矢先、肩にポンと手を置かれる
A「爆豪くん?」
反射的に振り向くと、そこには見るからにチャラチャラとした輩だ2,3人立っていた
「かーのじょ、1人?」
A(あれ、こんなこと前にもあったような…)
冷や汗が背筋を伝った__
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panda - すごくすごく好きです!性癖ドストライク…!!! (2020年10月1日 10時) (レス) id: 9e19b6eb78 (このIDを非表示/違反報告)
uka8502(プロフ) - 早くかっちゃんと('-' ).........。面白いです!頑張って更新お願いします!! (2020年5月20日 20時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
SuzuCastilla(プロフ) - とても文章力のある素晴らしい作品でございますね……続き楽しみに待ってます。( ˙˘˙ ) (2020年5月1日 2時) (レス) id: a2ac8206a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:洸姫 | 作成日時:2020年3月30日 20時