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Ep.57 ページ14






上鳴が指さす方向には お分かりいただけただろうか と低い声でスロー再生の映像が流れる



麗日「ううう、こんなん絶対出るわ…うわ!?顔!?いま顔あった!?!?」


蛙吹「お茶子ちゃん落ち着いて」


切島「梅雨ちゃんはこういうの大丈夫なんだな〜

芦戸とAは平気?」


芦戸「物によるけどリアルっぽいやつはやっぱ怖いな〜」


A「私はびっくり系が…」




Aが口を開くとテレビから突然爆音でガタッと言う音が鳴る

何かが迫ってくるような音に、Aは思わず目を背けた



上鳴「これ来るな〜ほら来るぞA!!」


A「やめてよおおおびっくり系が特に苦手ってだけで怖いの得意なわけじゃないんだから〜…!」




上鳴にグイグイと服を引っ張られ、テレビが視界に入らないように顔を手で覆った

すると隣から腕が伸びてきてAの膝にポンと手が置かれた



轟「…大丈夫か?」


コソッと内緒話をするように轟が声を掛けた

肝試しの時に言った、怖いものが苦手ということを気にかけてくれているのか心配そうな表情を浮かべていた



A「大丈夫だよ、ごめんね心配かけて」


轟「いや…無理して観なくてもいいんだぞ」


A「ぜっ、全然大丈夫だよこれくら…」


麗日「ぎやああああああ!!!」


飯田「麗日くん!?」




心臓が止まるかと思うほどの悲鳴にAは一瞬息が止まってしまった

驚きすぎて声も出なかったAは冷や汗をかきながら苦笑いをする



轟「ほんとに無理はするなよ」


A「…うん」


緑谷「麗日さん!?気絶してる…!?」


芦戸「麗日生きろー!」


切島「いや勝手に殺すなよ」




余程怖かったのか麗日はブクブクと口から泡を吐き気を失ってしまった



A「もーこんなの見てるからー…
もうチャンネル消すよー」



Aはテレビ台に置いてあるリモコンを取り、消そうとテレビに近づくが、Aがテレビ画面と向き合った瞬間テレビの中の幽霊が急にスクリーンにドアップで映った



当然至近距離で見てしまったAが正気を保っていられるはずもなく__



A「〜〜〜〜〜!!」



コテージ内にはAの声にならない悲鳴が響き渡った

Aは恐怖のあまりテレビから離れようと後ろに足を下げるが焦りも混じって、自分の両脚が絡まりそのまま後ろに倒れてしまった



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panda - すごくすごく好きです!性癖ドストライク…!!! (2020年10月1日 10時) (レス) id: 9e19b6eb78 (このIDを非表示/違反報告)
uka8502(プロフ) - 早くかっちゃんと('-' ).........。面白いです!頑張って更新お願いします!! (2020年5月20日 20時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
SuzuCastilla(プロフ) - とても文章力のある素晴らしい作品でございますね……続き楽しみに待ってます。( ˙˘˙ ) (2020年5月1日 2時) (レス) id: a2ac8206a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:洸姫 | 作成日時:2020年3月30日 20時

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