Ep.6 ページ8
懸命に身をよじるが、男の力には適わない
喧嘩に有利な個性もちでは無いAにはどうしようもできなかった
爆豪「 ……10秒やる。 その間にその手離せクソカス野郎 」
不良学生C「 だからｧてめぇは一体誰だって言ってんだ …、ﾌﾞｯ!??!」
言葉が途切れたと同時に、爆豪の拳が不良学生の顔面を直撃していた。
バタッ
不良学生が倒れると、後ろの2人組が悲鳴をあげた
爆豪「あ゛ーーーまだ10秒経ってなかったか？」
ハッと鼻で笑う彼は余裕そうな笑みを浮かべて私の前に立っていた
爆豪「 コレと同じようになりたくなきゃ
今すぐここから消え失せろカス共！！ 」
爆豪は威嚇の言葉と共に、手の平から軽く爆発を起こして彼らへ詰め寄った
その態度にビクついたように不良学生は、小さく震えながら倒れた仲間を抱き抱えて早々にその場を後にした
．
不良学生が見えなくなり、急に足に力が入らなくなった
ヘニャとその場に座り込んでしまい、爆豪がこちらに顔を向けた
爆豪「 なんだお前、腰抜けてんじゃねえか 」
A「……へっ、あ、…そう みたい…」
爆豪の言葉が自分に向けられているのだと分かるのに数秒かかった
毎日見ているだけのはずだった彼が自分に話しかけていることが新鮮で不思議な感覚だった
爆豪「 ほら、つかまれ 」
目の前に差し出された大きな手に、Aは戸惑いを隠せなかった
しかし、自力で立ち上がれる程の気力は、今のAには残っていない
爆豪の手を借り、ゆっくりと立ち上がり、まずお礼を言わなくてはとAが口を開いた時、爆豪は少し顔を歪めた
爆豪「…、ッ」
A「…？……ぁ、これ…！」
痛そうに顔を歪める爆豪に、まさかと思い彼の手の裏を見た
殴った時に痛めたのか関節の部分の皮が剥け、血が滲んでいた
A「ごっごめんなさい！ 私が変なことに巻き込んじゃって…」
爆豪「 ンなもん怪我でもなんでもねえわ！！
別にお前に巻き込まれた覚えもねえ」
フンとAの手を振り払い、地面に置きっぱなしになっていたAのカバンを拾った
爆豪「お前のだろ」
A「あ、うん… って、待って！
その手、そのままじゃバイ菌入っちゃうよ！」
爆豪「うるせえ！！！こんなのどーってことねえわぼけ！！ほっときゃ治るわ！！」
A「だめだよ！！こっちきて！手当するから！」
喚く爆豪を無視して、少し離れたベンチまで腕を引っ張った
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洸姫(プロフ) - まぐろさん» そう言っていただいてとてもうれしいです！続編も是非よろしくお願い致します＿|＼○＿ (2020年4月3日 21時) (
レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ - この作品大大大大好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年4月3日 19時) (レス) id: 5924415bb9 (このIDを非表示/違反報告)
洸姫(プロフ) - そらさん» 楽しんだ頂いて何よりです( ；_； ) ありがとうございます！ <(_ _)> (2020年3月25日 13時) (レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - きゃぁー！！キュンキュンが止まりません！！これからも楽しみに待ってます！！ (2020年3月24日 2時) (レス) id: 225a49b51c (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ撃退者 - 爆豪の中の人不倫してんじゃんwww (2020年3月22日 18時) (レス) id: 2fea4d09cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：洸姫 | 作成日時：2020年3月11日 18時
