Ep.5 ページ7
．
信じられなかった
自分の目を疑った
都合のいい妄想がついに現実に見えるようになってしまったのだと、思ってしまった
不良学生A「 は？テメェ今なんつった？」
爆豪「 聞こえなかったのかクソナード ォ
その手ェ離せっつったんだよ 」
恐怖の涙で歪んでいたはずの視界が徐々に焦点を合わせ始めた
彼が何故ここにいるのかなんて、そんな疑問は浮かんでもすぐに消えた
A「 …ば、ばくごー…くん、」
爆豪「 あ゛？ 誰だお前 」
消え入りそうな声で、爆豪の名前を呼んだAに視線を向けたと思えば、ギロッとするどい眼光が飛んできた
分かってはいたが、やはり認識はされてないらしい。
しかし、今はそれどころではない
不良学生に未だ腕を引っ張られているこの現状でAはこの一言しか言葉にすることはできなかった
A「 た、たすけてｯ……！！」
爆豪「 ……… 」
涙ながらに助けを求めるが、Aから爆豪の表情は見えない
名前も顔も知らない女に、自分の名前を知られていてその上たすけてなんて、そんなこと聞けるわけが無い
掴まれていた腕をグイッと一段と強くひかれ、不良学生の顔が目の前までくる。
不良学生A「 なに？君の知り合い？ 」
不良学生C「この子の彼氏さんかなんかですか〜ぁ？？？」
ジリジリと、今度は爆豪に詰め寄り始めた
まずいことになったと自分の発言を後悔した
このままでは彼にまで被害が及ぶかもしれない
周りの人々もざわつき始めて所々に人だかりができてきた
誰かに警察を呼んできてもらうしか＿＿＿＿
爆豪「 みっともねーんだよクソモブ共が」
不良学生B「 はぁ？ 」
爆豪「 女ごときで寄って集って馬鹿じゃねーのかって、言ってんだよォオ！！！！」
BOOOOM！！！！
大きめの爆発音が鼓膜を震わせた
彼の手のひらから爆発が起きた、爆豪の個性だろうか
そういえば記事にも爆豪くんが爆発系の個性だと書いてあったことを思い出した。
不良学生A「ﾋｯ……」
小さな悲鳴が頭上から聞こえてきて、一瞬ゆるんだその手をAは見逃さなかった
瞬時に振り払って、不良学生の手を振りほどいた
急いで距離をとってAは爆豪のところまで走った
不良学生C「待てテメェ！！！」
A「嫌っっ！！！離して！！」
肩を掴まれ、また不良学生に捕まってしまった
。
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洸姫(プロフ) - まぐろさん» そう言っていただいてとてもうれしいです！続編も是非よろしくお願い致します＿|＼○＿ (2020年4月3日 21時) (
レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ - この作品大大大大好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年4月3日 19時) (レス) id: 5924415bb9 (このIDを非表示/違反報告)
洸姫(プロフ) - そらさん» 楽しんだ頂いて何よりです( ；_； ) ありがとうございます！ <(_ _)> (2020年3月25日 13時) (レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - きゃぁー！！キュンキュンが止まりません！！これからも楽しみに待ってます！！ (2020年3月24日 2時) (レス) id: 225a49b51c (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ撃退者 - 爆豪の中の人不倫してんじゃんwww (2020年3月22日 18時) (レス) id: 2fea4d09cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：洸姫 | 作成日時：2020年3月11日 18時
