Ep.35 ページ39
．
時刻は12:00
白熱した騎馬戦も終わり、お昼休憩に入ったところだった
爆豪「A、飯行くぞ」
突然うしろから声を掛けられ、心臓が跳ねる
A「爆豪くん！お、お疲れ様！
お昼、友だちと食べなくていいの？」
爆豪「いーんだよ。食堂行くぞ」
A「ちょ、ちょっと待って…！
あの実は、お弁当を作ってきまして…」
後ろに隠していた少し大きめの袋をおずおずと出す
爆豪は驚いたように固まったと思えば、みるみるうちに耳が赤くなった
A「爆豪くん…？やっぱりお弁当とか…気持ち悪…」
爆豪「んなわけねぇだろが！！…っあ」
口をついて出てしまった言葉
バッと口を抑えて耳の熱が顔にも移る
爆豪「…ありがとよ」
目を背けてぶっきらぼうにそう言う爆豪、だがAはその言葉が何よりも嬉しく感じた
A「じゃあ一緒に食べようか！」
爆豪「…おう」
爆豪とAならあまり人のいない中庭へと足を運んだ
心地の良い風が頬を撫で、眠気を誘う
A「ちょっといっぱい作りすぎちゃって…」
弁当を開けるとぎゅうぎゅう詰めにされたおかず達
更には立派な3段弁当
ちなみにAが作りすぎたと気付いたのは全て綺麗にお弁当に詰めてからだった
A「無理して食べなくても大丈夫だから…」
爆豪「無理じゃねえ」
爆豪は いただきます と小さく呟き、たまごやきを口に運んだ
爆豪「…うめェ」
もぐもぐと卵焼きを頬張りながら次々に弁当箱を空にしていく
余程腹が減っていたのか、黙々と食べ続け15分後にはペロリと完食された
爆豪「ん、ごちそーさん」
A「ど、どうだった…？」
テキパキと空になった弁当箱を片付け始める爆豪に、、Aは不安そうに尋ねた
爆豪は片付ける手を止め、その手をAの頭の上に軽く置いた
爆豪「美味かった」
クシャと、頭を撫でられ爆豪の大きな手がAの頭から離れた
自然と顔に熱が集まり、悟られないように俯いた
“美味かった”そう言って微笑んだ爆豪の顔が一向に頭から離れない
A(あぁ…もうダメだ。私…爆豪くんが…)
ゆっくり顔を上げ熱っぽい眼差しで、爆豪の赤い瞳に訴えかけた
A( すきだ＿＿＿＿)
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洸姫(プロフ) - まぐろさん» そう言っていただいてとてもうれしいです！続編も是非よろしくお願い致します＿|＼○＿ (2020年4月3日 21時) (
レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ - この作品大大大大好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年4月3日 19時) (レス) id: 5924415bb9 (このIDを非表示/違反報告)
洸姫(プロフ) - そらさん» 楽しんだ頂いて何よりです( ；_； ) ありがとうございます！ <(_ _)> (2020年3月25日 13時) (レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - きゃぁー！！キュンキュンが止まりません！！これからも楽しみに待ってます！！ (2020年3月24日 2時) (レス) id: 225a49b51c (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ撃退者 - 爆豪の中の人不倫してんじゃんwww (2020年3月22日 18時) (レス) id: 2fea4d09cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：洸姫 | 作成日時：2020年3月11日 18時
