Ep.14 ページ16
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爆豪「なにがわかんねーんだ」
その言葉に思わずギョッとして隣をみた
Aの驚いている顔をみて爆豪は ア゛!?と顔を
ふーん、と流されると思っていたのに、まさかそんな返しがくるとはAも予想外だった
A「え、えーと、やっぱり数学と英語が苦手かな…」
あはは、と苦笑いを浮かべながら、昨日解いていた数学の問題集をカバンから取り出した
付箋が付いたページを開き、爆豪に見せる
A「ここなんだけど…」
爆豪「……、ここは §∧¶¥ を ●▼ して ♂⇔ を代入してから、※☆〒を♀Åすれば解けんだろ」
A「…へ?」
一瞬にして導き出された答えにAはペンを取り出してメモをとった
A「も、もう1回!もう1回教えて!!」
ギラギラとした眼差しで爆豪を見つめたAは、ズイッ と爆豪との距離を縮めた
爆豪はめんどくさそうに 貸せ と一言口を開き、Aからペンを奪い取り、スラスラと先程の解説をメモしていく
A「爆豪くん、頭いいんだね」
爆豪「あ゛? たりめーだろ!!!俺を誰だとおもってんだ!!」
意外なことに又もや驚きを隠せなかったAだが、彼があの雄英の生徒だということを思い出して納得した
爆豪「大体お前、こんな問題に苦戦してんのか。
そんなんじゃ先が思いやられるな」
バカにしたように笑う爆豪に、カチンときたAは負けじと口を開いた
A「ばっ、爆豪くんには簡単でも私にとってはすごく難しいんだよ!」
爆豪「こんなん寝てても解けるレベルだろうが!!!」
A「そんなに言うなら爆豪くんが勉強教えてよ!!!」
気づいた時にはそんな言葉が飛び出していた
しまった、とAは思わず自分の口を手で覆った
一方爆豪は顎に手を当て、考えるような素振りを見せたあと、ニヤリと意地悪いように笑った
爆豪「へぇ? 別に俺はいいぜぇー?
勉強教えてやっても」
A「い、いやでもっ、やっぱり先生とかに聞くのが…っ」
爆豪「まぁ俺の授業はぬるくねえからなァ
覚悟しとけよ____A。」
ギラギラと獲物を追い詰めるような、面白い玩具を見つけた子供のような、どっちにしろあまり良くないその目を見てしまってからではもう遅い
突然に呼ばれた自分の名前にドキドキと胸が高鳴りながらも、Aは首を縦に振ることしかできなかった。
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洸姫(プロフ) - まぐろさん» そう言っていただいてとてもうれしいです!続編も是非よろしくお願い致します_|\○_ (2020年4月3日 21時) (レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ - この作品大大大大好きです!更新楽しみにしてます! (2020年4月3日 19時) (レス) id: 5924415bb9 (このIDを非表示/違反報告)
洸姫(プロフ) - そらさん» 楽しんだ頂いて何よりです( ;_; ) ありがとうございます! <(_ _)> (2020年3月25日 13時) (レス) id: b8ba091317 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - きゃぁー!!キュンキュンが止まりません!!これからも楽しみに待ってます!! (2020年3月24日 2時) (レス) id: 225a49b51c (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ撃退者 - 爆豪の中の人不倫してんじゃんwww (2020年3月22日 18時) (レス) id: 2fea4d09cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:洸姫 | 作成日時:2020年3月11日 18時