たとえ、貴方達が。

33話 ページ37

チドウインさんとヒヨリさんはそろそろ移動するようです。

ケイジ「おっとサラちゃん、ちょっと待っ…」

サラ「はい？」

部屋と遊技場の境目で立ち止まるチドウインさん。
ふと、足元を見ると、光が反射しているのか、キラリと光るものが見えました。


___チドウインさんが危ない。

ソウ「あれ、サラさん行かないの？」

サク「チドウインさん！！」

慌ててチドウインさんの腕を引く。
その直後、出口のところに鉄格子が出てきました。

サラ「！！」

ソウ「うわっ…！？

サラさん、シノミヤさん！大丈夫！？」

閉じ込められましたね。

サク「私達は恐らく大丈夫です！

ヒヨリさんは大丈夫ですか？！」

ソウ「ボクは大丈夫！

…く…！

…開かない…！な…何かこじ開けられそうな物探してみる！」

パタパタと走っていくヒヨリさん。

ケイジ「まずいことになったねー」

ジョー「サラ！シノミヤ！ケガはねーか！」

サラ「ああ…私は大丈夫だが…」

サク「私も大丈夫です。」

少しだけ足首を捻ったようですけど。

Ｑタロウ「クソッ！罠だがや！何が起きるかわからん！気を付けろ！！」

きっとすぐには殺されないでしょう。
面白くないですし。

『おいおい
そんなに身構えるなって』


…声？
_______________
〔ゲーム開始の合図〕

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