○ 不理解な状況 ページ8
・
・
______.....
________......
目を開けると、眩しすぎる光に視界全体が包まれていた
....あ.....れ？
智「...やっと気づいたか？」
え...
「....智....」
すぐ横には智がいて、あたしにふわっと微笑みかけている
全身が温かく柔らかいシーツの感触に包まれていて、反射的に体を起こそうと腹筋に力が入った
でも、なぜか金縛りにあったように起き上がることができない
「あの...あたし....」
戸惑いながら横の智を見つめる
片腕を立てて自分の頭を手のひらで支える智は、添い寝して子供を寝かしつける父親みたい
また穏やかに笑みを見せると、自由な方の手をそっとあたしへ伸ばした
智「....ぐっすりだった」
そう言った智は、優しくあたしの髪を撫でた
え...
あたし...寝てたの？
どこからともなく降りそそぐ明るい陽が、智の少し乱れた髪をキラキラ光らせる
「ぐっすりって...あたし....」
智「大丈夫、寝込みは襲ってねーから」
「...え？」
意味の掴めないあたしの髪を一撫でし、智はバサっと起き上がる
その姿に一気に目が冴えた
「なっ、な....何して...」
智「.....何が？」
「へっ！？だっだからっ、なんで...なんでそんな格好してんの？！」
・
・
起き上がった智はなぜだか上半身裸
くっきりとした肩甲骨が目に焼きつく
顔だけをあたしに向け、ニコッと屈託のない笑顔を見せた
その顔がグンと近づく
覆いかぶさるように近づいた智は、あたしの耳に口を寄せた
智「今度こそ言うべきだよな...」
「....え？」
智「....ごちそうさま」
そう言われたと同時、ぴたっと肩に冷たいものを感じた
「....へっ？.....えっ？！」
ひやりとした違和感を感じた部分に目を向ける
智の手が肩に触れていた
・
・
....ん？
「えっ...えぇぇ？！きゃぁぁぁーっ！！！」
智の裸にビックリしたのもつかの間、今度は自分の姿に目が飛び出しかけた
慌てて胸元のシーツを引っ張り上げる
首まですっぽり隠した
なっ...なんでこんな.....
どうして服着てないわけぇ？！
完全パニック状態
周りも自分も見失いかける
智「...今更隠すなよ(笑)」
あたしが仰天してる間に智はさっさとシャツを羽織る
ネクタイを首にかけた
「...い、今更って、なんで？！どうして？！」
何が....どうなってるの！？
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 329人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるきぃ(プロフ) - ゆうかさん» ニノちゃん希望ですね！ありがとうございます！ (2015年5月14日 20時) (
レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - 主役は、ニノ (2015年5月14日 15時) (レス) id: 1b301f2a89 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます（；＿；）ゆきさんもおめでとうございます*\(^o^)/* (2015年3月2日 23時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ご卒業おめでとうございます！まさかの同い年だったんですね笑 (2015年3月2日 22時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» はい...翔くんが出てきました（；＿；）ヒヤヒヤですね（笑） (2015年2月28日 17時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるきぃ | 作成日時：2015年2月18日 16時
