○ 反論 ページ23
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でも、それをなんとなく気づいてて...拒んだのは翔の方なのに...
それを今更...
自分はさっさと彼女作っといて...
あたしにはその場で、翔を好きなまま立ち止まってろっていうの？
そんなの...ひどいよ.....
翔「って...そんなこと言われても困るよな？」
「え...」
翔「ごめん、なしなし！昨日言ったこと、なしにして？」
バツの悪そうなまま翔は笑う
その笑いがフェードアウトしていって、今度は薄く笑みを浮かべた
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翔「...噂...聞いた」
「...ぇ？」
翔「いや...噂なんて言ったら失礼な話だよな？」
.....噂？
.....失礼？
突然始まった話に頭がついていかない
翔はあたしから目をそらし、クスッと微かに笑った
翔「...やっぱり、大野と付き合ってるんだってな？」
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.....え？
前触れもなく突きつけられた智の名前と内容に、混乱する頭がパッと真っ白になった
噂って...その噂？！翔にまで...！
あまりの驚きで思わず目を見開く
動揺が思いっきり顔に出ていた
翔「やっぱ...ホントなんだ？」
そういった翔を直視できなくなる
衝撃が大きすぎて言葉一つ出てこない
やっぱり...翔にまで広がってたの？
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翔「なんか...変なんだけどさ....」
黙るあたしに代わって話し始める翔
ちょっと気の抜けたような声にそっと目を向けると、翔はあたしに背を向け、広い校庭を眺めた
翔「Aがアイツと仲良くしてるの....なんつーかさ...気分悪いっていうか....そのー」
.....え？
翔「前はさ...けっこう冗談で言ってたんだけど...ホントにこうなると...なんか...ちょっと寂しいっつーかさ」
....え？え？
それって...どういう意味？
翔「調子いいよな？前と言ってること違うし」
振り向いた翔は本当に少し寂しそうで、無理して笑ってるような不自然な表情をあたしに見せる
今まで一度も見たことない表情だった
翔「どっかで...Aとアイツがどうかならないって思い込んでた自分がいたのかもな？」
どんどん勝手に進む話に、ついていけない
ただ、翔がそんなことを言うのが、あたしには信じられなかった
翔「でも....それは俺のワガママだし」
「.....え...」
翔「上手くいったんなら、応援してやんないとってさ...」
押しつぶされるような切なさが胸を襲う
でもそれと同時、勝手すぎる翔の言葉の数々に反論する気持ちが生まれていた...
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みるきぃ(プロフ) - ゆうかさん» ニノちゃん希望ですね！ありがとうございます！ (2015年5月14日 20時) (
レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - 主役は、ニノ (2015年5月14日 15時) (レス) id: 1b301f2a89 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます（；＿；）ゆきさんもおめでとうございます*\(^o^)/* (2015年3月2日 23時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ご卒業おめでとうございます！まさかの同い年だったんですね笑 (2015年3月2日 22時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» はい...翔くんが出てきました（；＿；）ヒヤヒヤですね（笑） (2015年2月28日 17時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるきぃ | 作成日時：2015年2月18日 16時
