○ やっぱりイタズラ ページ1
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触れ合う肌のぬくもりに鼓動が急激に鳴り響いていく
智「...A？」
智の声があたしの名前を呼ぶだけで、じわっと体が熱くなる
「.....聞いたときは...ショックだったよ」
何も考えず、あたしは消えそうな声でそう答えていた
顔が見えないからかもしれない
でも、不思議と素直になれる
頭を抱き寄せる智の手に微かな力が込められた
智「...恋する女って...綺麗になるとか言うけどさ...」
「....？」
智「...失恋した女は...もっと綺麗になるってさ...」
「...ぇ？」
智「って...聞いたことねー？」
「....なに、それ...」
これって励ましてくれてるの？
弱々しく突っ込みを入れながら、あたしの目頭は熱くなっていた
泣く前みたいに喉の奥がグッと苦しくなる
そっと髪を撫でる智の大きな手に意識を取られながら、あたしは出そうな涙をのみ込んだ
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前は翔を好きなこと自体...必死に隠してた
バレたらまずいとか、何されるかわからないとか...
それしか思ってなかった...
それなのに、今は智に失恋のショックを話してる...
いつからだろう...？
こんなふうに、智に心を開くようになったのって...
智「...Aにはさ、いつも笑っててほしい」
初めて聞くような優しい声に喉が詰まる
いっつも...そうだよね？
あたしがピンチのときとか...悲しんでるときとか...
そういう時に助けてくれる
さりげなく優しくなる...
落ちた気持ちをひょいっとすくい上げてくれる...
だからあたし...アンタに惹かれていっちゃう...
絶対に...到底釣り合うわけないってわかってる...
でも、でも.....
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智「....なんでかわかる？」
「....え？」
智「Aが笑ってる方がいいって言った意味....」
そう言うと、智は抱き寄せた手をそっと引き離した
覗き込むように顔を見られる
あたしはその綺麗な顔を、魔法にかけられたように見つめ返した
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智「泣くと....ぶっさいくになるから」
....はい？
期待と不安が入り混じった気持ちが弾け飛ぶ
一瞬にして意地悪な顔に豹変し、智はニコッとあたしに笑いかけた
「はっ？！」
智「....っていったら怒る？」
クスクスと笑うのをこらえながら智はあたしの首に腕を回す
怒りかけた気持ちの反面、優しさを感じた直後だけあって、いつもの調子が出せなかった
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みるきぃ(プロフ) - ゆうかさん» ニノちゃん希望ですね！ありがとうございます！ (2015年5月14日 20時) (
レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - 主役は、ニノ (2015年5月14日 15時) (レス) id: 1b301f2a89 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます（；＿；）ゆきさんもおめでとうございます*\(^o^)/* (2015年3月2日 23時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ご卒業おめでとうございます！まさかの同い年だったんですね笑 (2015年3月2日 22時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» はい...翔くんが出てきました（；＿；）ヒヤヒヤですね（笑） (2015年2月28日 17時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるきぃ | 作成日時：2015年2月18日 16時
