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私が立った勢いで
座っていた椅子が音を立てて傾いた。
「え、珍しい。表情は変わんないけど行動に出てる」
舞を含め私を囲む好奇の目に耐えられなくて
舞を連れて食堂から離れる。
食堂から遠ざかっているときも
心臓の高鳴りは抑えきれなくて。
私がしたい仕事はこれかも
なんていう馬鹿みたいな考えを巡らせる
「文章を仕事にできるの?」
「ライターだからね。出来ると思うよ?」
連絡しとこうか?と、舞が言ってくれたから
有難くお願いして次の授業に参加する。
「1回オフィスにおいでだって」
別の授業を受けていた舞と再開して言われた言葉。
出来ることならしたいとずっと思っていた文章の仕事。
「校門で待ってるみたいだよ」
なんて言う舞の言葉は私の耳には入らなかった。
「大丈夫かなこの人......」
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作者名:ゆら | 作成日時:2020年9月1日 22時