苦さ、7割【Q.K】 (ページ31)

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｢あれ、俺こんなに寝てたの？｣

シャワーを浴びすっかり目が覚めたようで

｢起こしてくれても良かったのに｣
｢深く眠ってるから少し申し訳なくて｣

｢折角の初デートなのにごめんね｣
｢全然平気だよ、これからデートっぽいことしませんか｣

まだタメ口に慣れなくて混ざってしまう

｢早速だけどAちゃんのご飯食べたい｣
キッチンに向かう

｢俺の家、何も調理器具ないけどどうしたの？｣

片付けをするため家に来たときに確認済みだったから

家で下準備をしてきてここでは軽い調味料と

レンジを使うだけで良いようなものを持ってきた

｢へぇーすごいね、そんな料理あるんだ｣

喜んでもらえたようでよかった

｢いただきます｣

どうかな。私も昼食として同時に

｢うわ、めっちゃ美味しい！｣
｢よかった、｣

口にあったようで一安心。
私も食べ始める

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｢ご馳走様でした！｣
｢お粗末様でした｣

｢また作ってくれる？｣
｢もちろん｣

嬉しくて頬が緩む

　