５ ページ6
バタン
勢いよくドアを閉める。
いつの間にか全速力で走っていた。
コンビニのことなんてすっかり忘れていて、
仕方ないから残り少ないグラノーラでも食べることにした
トクトク・・
牛乳を注ぐ手が震えている。
当たり前だ、クラス会で見かけることさえも
諦めていた矢先だったもの。
「・・・・A、って 言った」
ただ３年間同じクラスだっただけの
仲はまぁいいけど別にそれ以上は何もないよねって
そんな存在の私なんかのことを覚えていてくれて
・・・嬉しいなぁ。
牛乳を冷蔵庫に戻して、シリアルを口にかきこむ。
いつまでも心臓がドキドキしていて苦しかった。
テレビの横の棚に立てかかっている
卒業アルバムが目に入る。
「・・・・・」
考えるよりも先に、手が動いていた。
ペラペラ、自分のクラスまでページをめくる
何人ものクラスメイトの幼い顔写真、
右下の方に、自分の顔もあった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
グ(プロフ) - あいうえさん» ありがとうございます！こちらこそです、読んでくれてありがとうです！嬉しいです＾＾ (2017年5月27日 11時) (
レス) id: e4ddb54207 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえ - すごく素敵でした！サプライズのところキュンキュンしました〜！良い作品ありがとうございましたーー！ (2017年5月26日 23時) (レス) id: f7af2086e5 (このIDを非表示/違反報告)
グ(プロフ) - 月読さん» わ〜〜ありがとうございます！こちらこそ！読んでいただきありがとうございました！！ (2017年4月17日 18時) (レス) id: 95d89f3194 (このIDを非表示/違反報告)
月読(プロフ) - すごく良い小説で心が温まりました(o^^o) グン。様、ありがとうございました！ (2017年4月7日 16時) (レス) id: 720095c5ce (このIDを非表示/違反報告)
AIRIjinr(プロフ) - 読みます読みます！（真顔）絶対読むw (2017年4月5日 14時) (レス) id: e3240d5c29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：グン。
| 作成日時：2017年4月4日 17時
