10話 ページ13
『心臓の…病気だけど……すごく手強いんだって…』
ま「え…？手強い………？」
『うん…そこの病院にいる医者じゃ直せないんだって…言われたの…』
『それから一生直らない病気を背負わないといけないとなると……』
『親も居なくて…一人で…頼れる人も居なくて…』
『すごく辛かったんだ…』
『それから病院で入院を始めたの…』
そ「入院か……」
『だけど、そんなある日寿命を告げられた…』
『本当に少なかった…寿命は三ヶ月…』
さ「え…は…ん…とし？」
『もっと生きていたかった…そんな悲しい気持ちになって私は病院から逃げた…』
『そして来たのがここの館ってこと…』
う「そうなんだ…」
『もうここに居る時間も少ないと思うから…みんなに伝えるね…』
そ「え？」
『ありがとう♪凄く…楽しかった！』
そうAが言った瞬間、まふが部屋を走って出ていった
そ「おい！まふ！！」
俺はまふを追いかけて部屋を出たんだ
出ていく時にAの咳が聞こえたが、2人がいるからとまふを優先した…
まふを追いかけてたどり着いたのは2階のベランダだった…
そ「はぁ…はぁ…まふ！！」
ま「………そらる…さん……」
まふの目には涙が溢れていた
そして、俺に飛び付いてきた
そ「まふ……どうした？」
ま「A！死んじゃった！！」
そ「え…？」
ま「守れなかった！！わかってたのに！！死んじゃうこと！！」
そ「まふ…まさか…能力を……」
ま「うん…Aの未来を視たの……そしたら…Aが死んじゃうのが見えて…」
ま「僕…何も出来なかった！！」
そ「まふ……………」
ま「うわぁぁぁぁぁぁぁん！！！！！」
俺に抱きつき泣いているまふ…
う「そらる……」
そ「うらた…さかた…Aは…？」
さかたが何も言わずに首を振る
その目には涙が溜まっていた…
う「そらる…俺…どうすれば良かったの？もう分からない……」
うらたも泣き始める
みんなが泣き、自然と俺も涙が溢れる
そしてその日は、4人で一緒に寝た
その次の日はAを棺に入れた
俺とうらたとさかたは何日かで立ち直れた
が、まふは違った…初めて大切な人が居なくなるのを見たからか…
あれから、自分の能力を嫌い、自分を責め、心が壊れたんだ…
それからまふの態度も変わった、その記憶を無くすためだろうな…
俺らはまふのために今までこの話題に触れることはなかったんだ…
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ラッキースター(プロフ) - 心愛さん» ！？ありがとおー！！誰かと結ばれるエンドだって？作れたら作ってみるね！ (2018年11月29日 16時) (
レス) id: 3c46fee239 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - とてもよっかたです！だれかとむすばれるえんどもみてみたい…（ボソ (2018年11月27日 21時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ラッキースター(プロフ) - mikimikiさん» ありがとうございます！！ 更新頑張りますね！！ (2018年5月31日 18時) (レス) id: 4da020fbff (このIDを非表示/違反報告)
mikimiki - コメント失礼します！面白いです！更新頑張ってください！ (2018年5月31日 18時) (レス) id: 1f6972d60a (このIDを非表示/違反報告)
ラッキースター(プロフ) - 天災駄作者[志麻リス×センラー×こたぬき×坂田家]ショタコンさん» ありがとう！更新頑張るね！ (2018年4月15日 13時) (レス) id: 4da020fbff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラッキースター | 作成日時：2017年12月9日 17時
