３２＿教室に戻ると。 ページ33
一人で歩いて教室に戻った。
さっきの出来事があったせいでついつい今が昼休みだということを忘れていた。
ゆっくりな足取りで教室へ向かった。
教室のドアを開けると、なぜかクラスのほとんどの人が教室に集まっていた。
私は特に気にしもせずに自分の席に座ろうと思ったときだった。
「ねえ、晴樹とAさんさっき二人きりの場所でキスしてたよね？」
一人の女子がそう言った。
その声に続き、おー、とか、本当かよ、とか色々な声が続く。
「だって私隣のクラスの人に聞いたもーん。やっぱり二人は付き合ってるんじゃなあーい」
隣のクラスの人とは多分あの途中で姿を現した女子達の事だ。
なぜそんな嘘をあの人達はばらまいたのはわからないが今はそんな状況でもない。
朝の女子たちの反応からここは否定しても信じてくれなさそうだ。
私はこの原因を作った晴樹を探した。
クラスを見回すと、男子の固まり場所に春樹は立っていた。
「ほら二人くっつけよー」
男子の一人がそういうと同時に春樹はこっちへよってきた。
…不愉快である。
「いやー、晴樹にもついに彼女かー」
クラスの人達はとても話を大きくしている。
このままでは言い返さないといけないか。
「はるっ……」
晴樹と言おうとしたが、一回やめた。
ここで呼び捨てにしては回りがもっと信じてしまうだろう。
しかし、この場でキスされるのは…もっと困る。
「……晴樹はなんて言ったの？」
みんなの前で呼び捨てなのそうとう恥ずかしい。
しかし、これはしょうがないと、心を落ち着かせる。
「ふうー!!呼び捨てなんてラブラブだねえ!!!」
やっぱりクラスの人がつくのはそこである。
私の質問のきちんと答えてもらいたいところである。
「お前らキスしろよ！」
もう次の話題に移るクラスの人々。
「しちゃう？Aちゃん」
なぜだ。
なぜ私がこいつとキスしなければならない？
ふざけるな、そう思っていると休み時間終了のチャイムが鳴った。
…助かった。
もう帰りまでの長い休み時間はない。
今日を過ごしてしまえばもう収まるだろう。
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カノン♭(プロフ) - おお！続編おめでとう！！(*ﾟ▽ﾟﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ (2014年4月9日 7時) (
レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
晴れノチ曇(プロフ) - カノン♭さん» 見てくれるのはやいねー毎回ありがとーッ！これからどうなろんだろうねこの人たち……自分でも話考えながら書いてるから気になるよ(´・ω・`) (2014年4月4日 23時) (レス) id: 54af9aaec5 (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - (； ･`д･´)ﾅﾝ…ﾀﾞﾄ!?嘘だろ晴樹嘘だと言ってくれ！←オーバーなw (2014年4月4日 23時) (レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - 晴れノチ曇さん» ノッチ、良くやったぜ！柳瀬さんが空気になったのかと思っゲフンゲフン (2014年4月3日 12時) (レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
晴れノチ曇(プロフ) - カノン♭さん» お待たせ柳瀬さんですｗ((今気づいたけどそうとう長い間柳瀬さんが出ていなかったｗ (2014年4月3日 11時) (レス) id: 54af9aaec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴れノチ曇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2013年9月22日 1時
