113.任務 ページ22
A 視点
悩みに悩んで早5日…
私はいつもお世話になっている幹部達への
プレゼントを考えている…
その付き添いは
自称イケメンで若いお兄さんこと
八百屋のおじさん
あの日以来また仲良くなり
私がプレゼントを考えていると相談したら
一緒に考えてくれるよと言ってくれた
私はお言葉に甘え
ずーっと城下町にある雑貨屋や
アクセサリーショップ、服屋を
行き来している
3日目辺りから街の色んな人に
付き合っているの？なんて聞かれたが
そんなことは全くない。うん。
確かにイケメンだ…けど
おじさんはタイプじゃない。
そして私はさらに悩んでいる
ブレスレットかピアスか…
『どーしようかな…』
「なにで悩んでいるんだい？」
『これとこれ
色は沢山あるから色問題は平気なんだけど
問題はこんなものをあげても
幹部たちは忙しいから邪魔になるよね…』
「ブレスレットは手首だし邪魔だね…
ピアスも開けてる人と
開けてない人で別れるんじゃないかな？」
『だよねぇ…』
「ネックレスとかは？」
『私の偏見だけど首元に何かあると
首が締められてる感じがしない？』
「あーわかるかも。」
『だから却下』
「じゃあ何をあげるんだい？」
『アクセサリーはなしかなぁ…』
「5日目にしてやっと
そこまでたどり着いたのか…」
『つ、次！次は雑貨屋！』
「まだぁ…？」
『異論は認めません！！！』
「はーい…。」
こうして私達プレゼント見つけ隊は
城下町のあらゆる雑貨屋を回ったが
いいプレゼントは見つからず
また5日目を無駄にしてしまった…
そして夜ご飯の準備時間になってしまったので
今日もしょんぼりしながら帰る
厨房に行くと
ナッツーやユウちんが
また見つからなかったのー？と
野菜を切りながら尋ねてきた
なかなかねぇ…と返事をし
私も料理に参加する
今日はpizzaを作りますか！
っても作り方は知ってるけど
実際作ったことないしなぁ…
ユウちんが1時間前から
生地を寝かせていたようなので
それを伸ばし
クルクルする
ナッツーがやってみたい！と言うので
やらせてみると
めちゃくちゃ上手いではないか
ユウちんにもやらせると
やはりこの子は完璧ちゃんだわ…
私も挑戦するが
思いっきり天井にぶちまけたので
私はソースなどを作る係に回る
(´・ω・｀)
出来た丸い生地にソースや
具材を乗っけて
マルゲリータを作る
他にもサラミがメインのピザや
明太子がメインのピザを作る
奥の方にある大きいピザ窯に入れ
焼けるのを待つ
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作者名：かれる | 作成日時：2019年9月1日 15時
