【wrwrd!】ご飯をお供に！3 (ページ14)

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105.感謝祭10 ページ14

おかしい…おかしすぎる…
もう10分以上同じところを回ってる…

そろそろ足の限界…
日も暮れて周りは真っ暗…

とりあえずここから先また移動すると
危ないな…

私はまた腰を下ろす
さすがに足もパンパンにむくんでいる
痛い…

あーあ。自分何やってるんだろう…
またみんなに迷惑かけて…
明日の朝にはちゃんと謝ろう
なんて謝ろうかな…
てゆか街のみんなは美味しく
ご飯を食べているだろうか

そんなことをぼんやり星空をみながら
考えていると
草むらの方からまた音がした

2回目といえどもさすがにびっくりした
急いで立ち上がり草むらの音がした方へ
体を向けるが
なにも出てこない…

あれ…ここって狼とかいたっけ…
やっべ食われる…!?

汗をダラダラと流しながら
音のした方を警戒する
そして確認しようと距離を詰めると
草むらにいたやつはいきなり飛出てきた

ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻｧ!!!!

『ｷﾞｬｧｧｧ!!!
来るな！よるな！！！食べるな！！！
私なんか食べても美味しくありません！！
アーメンラーメン！！！！』

kn「ウハッハッハッハwww
ビビったか！？www」

『その声はシッマ！？
心臓止まるかと思ったじゃん！？』

kn「いやーなんとなく脅かしたくなってな
うん。
まぁプロ結果でしたわ！！！」

『どこかじゃ！！！！
おかげで転んだし足痛いし…』

kn「あ、すまん。
そのー…歩けるか？」

『歩けって言われたら歩けるけど…』

kn「じゃあ治るまで2人でここで待つか？」

『それは流石に…皆に心配かけるし
シッマと2人きりとか不安しかないし…』

kn「なんでやねん！！！」

『声大きすぎて
そこら辺の野生動物のいい餌になりそう』

kn「そしたら俺が
そいつら全員ぶっ倒す！！」

『たくましー(棒)』

kn「でもまぁ…ここにいても暇やしなぁ…
よっしゃ、おぶってやるからこいや」

『ええ！？それは流石に』

kn「ほら行くぞ。はよせい」

『でも…』

kn「ならおいてくぞ？」

『お言葉に甘えさせてもらいます…』

そのまま私は目の前の
シッマの背中に体を預け
持ち上げてもらう

『あのー…重くない？』

kn「こんぐらい重くも何も無いで
てゆかちゃんと飯くってるんか？」

『流石にご飯は大量に食べてますよ』

kn「ならええんやけど…
その…大丈夫か？足…
俺のせいで…」

『え？あ、足？
足は元からここ来る時に
こけかけて捻ってるから大丈夫だよ？』

kn「お前！！！
捻ってるなら動くな！！！」

『だってー』