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・・・
タ「そろそろ休憩にしようか。あまりやりすぎても、却って質が落ちてしまうからね」
『わ、もう1時間半…先輩と一緒だと楽しくて時間を忘れてました』
タ「それは嬉しいね」
固まった体をほぐすようにぐ、と伸びをする。すっかり冷めた紅茶を啜って、お皿の上のドーナツを齧る。やさしい甘さが、身体中に染み渡った。
休憩しようと言ったのは先輩なのに、当の先輩はまだパソコンに何かを打ちこむ手を止めていない。
『……』
お行儀が悪いかなと思いつつ、先輩の口元にドーナツを持っていく。その手をちらりと見た先輩は、無言でドーナツをぱくりと頬張った。
小さなお口でもくもくと咀嚼する姿が、なんだか小動物みたいで可愛い。
タ「…失礼なこと考えてないかい？」
『いえ、全く』
じと、とこちらを見つめる顔も可愛くて、機嫌よく尻尾を揺らした。
次に続きます
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作者名：winter | 作成日時：2022年8月13日 2時
